出版社内容情報
岡田桃子[オカダモモコ]
内容説明
東京育ち、東京でライターをしていた著者が、二千年の歴史を持つ大阪の神社の嫁になった。婚礼衣装は十二単。とびかう関西弁。おもしろ人間模様。見るものすべてが新発見。驚きの連続に、にんまりしながら読んでいるうち、知りたかった神社や神道のしくみがわかっていく。日本人の冠婚葬祭、四季のしきたりへの思い。その原点が伝わってくる。
目次
神社に参拝するということ
1章 はじめてづくし
2章 ちょっと舞台裏
3章 たしなみ神道まめちしき
4章 くらしの中のジャポン
5章 まつりだヨ!全員集合
特別付録 おもしろ?なるほど!神社用語小辞典
あれから一〇年、こんなことがありました
著者等紹介
岡田桃子[オカダモモコ]
神職、ライター。1970年インド国ボンベイ市(現ムンバイ市)生まれ。女子学院中学・高校の6年間は、通学途中、当時まだ電気店しかなかった秋葉原に寄り道したことで、理系女子の素地ができる。国際基督教大学(ICU)教養学部理学科卒業。大学卒業後は、東京でフリーの取材記者として活動。結婚を機に、2000年4月より片埜神社(大阪府枚方市)出仕。2002年11月より片埜神社権禰宜(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ポチ
57
神社側から見た様々な行事の準備や対応などが、面白可笑しく描かれている。(本当は満足に睡眠も取れないなど大変みたいですが…)。全体を通して明るく楽しいエッセイです。大阪に行ったら片埜神社に行がなくては(^^)2018/07/02
taku
22
最初に「神社でよく見かけるもの 名前は何かな?」ほう、私を試すというのかね?正解率…おれは下手の神好きか。いや好きと知識は一致しなくていいから(負け惜しみ。神社の組織や行事のことなど、内部の人だからわかることをほのぼのした雰囲気で伝えてくれる楽しいエッセイ。境内の穏やかで安らぐ空間も神霊の側でお仕事される方たちのおかげ。感謝しよう。神社用語小事典は頁稼ぎに思える点もあるけど勉強になります。片埜神社は隣の公園に蝦夷の雄 阿弖流為と母禮の塚がある。この話題も出てきてニヤリ。2018/06/14
秋乃みかく
7
★★★★☆ 神社に嫁いだ著者が体験した神社の日常の裏側。元ライターの方ということですが、今ではちゃんと神職の資格も取って活躍されてるなんてすごい。神社の日常だけでなく神社用語などもゆる~く読みやすくまとめられていて面白かったです(^^)2018/08/24
phmchb
6
関西の神社に嫁いだ関東出身の女性ライターの自伝。実に興味深い。図書館本だったが読み終わったに書店で購入。そのうちにサインでも貰いに行こうかな(^▽^)/2019/06/10
A.KI.
3
神社にまつわるあれやこれやや、参拝するだけではわからない内幕を、わかりやすく、親しみやすく解説してくれる一冊。筆者の方のような、全く違うところから神社界に入っていく生き方も、なんだか魅力的に写ります。「あれから10年」に書かれているような、神社界の時間感覚は、なるほどなと妙に納得。軽く何百年や1000年の単位で存在しつつけてきた神社なら、それはそうなる(笑)。片埜神社、いつか訪れる機会があれば行ってみたいものです。2016/08/24