内容説明
英語を伸ばしたければ、「ふたつの力」を鍛えなさい。カリスマ同時通訳者が教える、ビジネスの現場で使える英語の学び方。
目次
1章 同時通訳者の頭の中(同時通訳者の頭の中を覗いてみると;同時通訳者に求められる「イメージ力」と「レスポンス力」 ほか)
2章 まず押さえておきたい英語学習の3ステップ(英語学習の柱はインプット、アウトプット、そして継続;継続することでイメージ力を養う ほか)
3章 同時通訳者が実践!英語のプロの勉強法(同時通訳者はどんなトレーニングをしているのか;「シャドーイング」で「レスポンス力」を鍛える ほか)
4章 同時通訳者は道具を使い倒す(電子辞書とオンライン辞書を徹底的に使いこむ;「イメージ力」は一朝一夕では身につかない。英英辞典を使う ほか)
5章 英語はコミュニケーションのツール(英語のコミュニケーションはconstructive“建設的”に;初対面の想定英会話 ほか)
著者等紹介
関谷英里子[セキヤエリコ]
日本通訳サービス代表。アル・ゴア元米副大統領、フェイスブックCEOマーク・ザッカーバーグ氏、ダライ・ラマ14世、マインドマップの提唱者トニー・ブザン氏など世界的著名人の通訳を務めてきた、カリスマ同時通訳者。2015年まで講師を務めたNHKラジオ講座「入門ビジネス英語」は人気を博し、英語セミナーは常に満席。現在、サンフランシスコ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しゃん
32
通訳の方の英語勉強法を知りたくて、手に取った。ゴール設定を明確にして、英語の時間を毎日にスケジュールに組み込んでいくことの大切さを感じた。本書を読んで、Reading, Listening, Speaking, Writingそれぞれの力をバランスよく伸ばしていきたいと思った。ともすればアウトプットの勉強が疎かになりがちなので、TOEIC S&Wを活用してみようかと思った。良質の英語を多く読むことの重要性が説かれていて、自分と同じ意見だったので共感できた。それ以外に、SNSの活用方法も参考になった。2018/07/24
トンちゃん
25
慶應義塾大学卒の同時通訳者の思考法、英語勉強法が分かる1冊。和英辞典、英和辞典、英英辞典、類語辞典を縦横に使い倒して語彙力を広めていく方法は理にかなっていると思います。読んだだけでおぼえられるわけではないけど、色々な角度から当該単語の表現を知れれば記憶のフックが増えると思うから。ただ、忘れてはならないのは、著者が慶應義塾を出てる秀才で、非常な英語マニアだと言う点。全く同じことをしても身につかない可能性も高く、本書で知った勉強法の中から自分に合った勉強法をピックアップして使うのがベターかと思います。2020/05/02
kan
21
とても現実的、かつ実践的な英語訓練法がコンパクトにまとまっており、非常に参考になった。正しいシャドウイングを繰り返し、パラフレーズで表現力を磨くことの重要性が言語化されていて勉強になった。また、取り組む教材を決めて習慣化し、継続しやすい環境を作ることはすべてのことに通ずる学習法で、選択と決定にかかる時間的・精神的コスト削減に有効であり生徒にも薦めたい。良質なインプットが大量に必要なのもよくわかる。結局、言語力や思考力の基盤は、自分が読み、聞いているものがすべてなのだ。2023/12/31
Nazolove
16
正直言って、英語でなく手話で使えるヒントないかなーなんて思って読んでみたのだが、所々は使えそうなやれそうな、そんな内容がてんこ盛りであった。 ひとつ分かったのは英語でも手話でもやっぱ能動的に使っていかなければいけないのだな、ということが分かった。 ただ英語なんて言われたら昔はできたけどいつか勉強したいなーと思っている。(今は手話の方が忙しいかもしれないけど) あと勉強を勉強と思わずなんでも楽しくやるべき、ということをとても学べた。(何事にも大事なことかもしれないけど)2019/07/10
Eriko M
14
仕事で会議の通訳をする機会が出て来て悩んでいたら旦那さんが買ってくれた本。各界の著名人の同時通訳を経験されている著者が実際に今でもやっている英語と通訳の勉強法について具体的に書いてあり、本当にためになった。さすがに私の目指しているレベルよりは高すぎて、なかなか著者と同じように日常的に同じ勉強方法を試すことは難しいが、出来そうなものは出来る範囲で取り入れて行きたい。 改めて同時通訳って本当に大変なことだとわかったし、予習の大切さがわかった。 ★★★★★2019/03/07