内容説明
ダ・ヴィンチ「巨大壁画」の最新事実!実在した『ハリー・ポッター』の登場人物etc.アラマタが見た・行った・集めた「謎」の真相に迫る。
目次
ヨーロッパ・中東編(最新事実!ダ・ヴィンチ最大のミステリー「巨大壁画」;トリノの聖骸布 ほか)
日本編(オリバー君;福来博士の念写写真 ほか)
アジア編(東京大学雪男探検隊;中国遺伝学 ほか)
中南米編(ガラパゴス殺人事件;ナスカの地上絵 ほか)
アメリカ編(リプリー「信じようと信じまいと」コレクション;ウィンチェスター・ミステリー・ハウス ほか)
著者等紹介
荒俣宏[アラマタヒロシ]
博物学者・小説家・翻訳家。1947年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、コンピューター・プログラマーとして働きながら雑誌『幻想と怪奇』を編集、英米幻想文学の翻訳・評論活動を続ける。翻訳家として独立後に著わした小説『帝都物語』(日本SF大賞受賞)はシリーズ500万部のベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
翔(かける)
19
荒俣宏さんが選んだ33の世界ミステリーを堪能できる一冊。といっても、その界隈では有名なものばかりなので、真新しさよりは「だよね」とうなずいて読むような感じでした。まるっきり知らなかったのは、14の学天測と27のリプリーおじさん、29のアンジェリンでしょうか。アンジェリンは日本で言う叶姉妹のような印象を受けます。まさか最後にロアルド・ダールが噛んでくるとは思わずびっくり!28のウィンチェスター・ミステリー・ハウスは、いつか行ってみたい、好奇心がかきたてられる場所。日本語通訳付のミステリーツアー、ないかしら笑2016/09/15
にく18
6
アラマタ先生が選ぶ、未来に残したい世界遺産ならぬミステリー遺産!謎がいっぱい、けどうさんくさーい。十年くらい前の本なので、また状況が変わっているだろうけど、アンジェリカさんの看板はまだあるのかしらー?ダヴィンチの大壁画、見つかったという記事もないしー。でもこういうの、ホント残したい。コレを楽しむ余裕ある人生って、素敵やん。2020/08/09
保山ひャン
2
トリノの聖骸布、コティングリーの妖精写真、ミステリーサークル、レーニンのミイラ、オリバー君、福来博士の念写写真、陸軍登戸研究所、熊沢天皇、ツチノコ、中国遺伝学、ボルネオ首狩族復活、アナタハンの女王蜂、ガラパゴス殺人事件、ナスカ地上絵、ミッチェル・ヘッジスの水晶ドクロ、ウルチェスターミステリーハウス、アンジェリンの看板、ヴォイニッチ写本、グレムリンなどなど。凡百のコンビニ本と一線を画すのは、これらがミステリーとして認知される過程に着目している点。ネットで検索できるまとめでなく、本人の調査取材によるのも強い。2015/07/30
sykesy
2
メジャーな話から微妙な話まで、玉石混交な感じでした。荒俣さんの博識は相変わらずです。子供の頃は川口浩を始め、うさんくさいものが普通に存在していた気がします。わかっていても「やらせ」とか言わずに無邪気に楽しんでた、いい時代だったんですね。懐かしい。2015/01/27
はるむ
1
オカルト・超常現象の解説本、入門書としてちょうどいい。怪異にまつわる小ネタやトリビアが多く、読んでいて飽きない。2014/11/07