祥伝社黄金文庫
善光寺の謎―今明かされる「怨霊封じ」の真実

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  • サイズ 文庫判/ページ数 259p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784396314774
  • NDC分類 188.45
  • Cコード C0121

内容説明

二〇〇九年四月、七年に一度の前立本尊の御開帳が開催される。二〇〇三年の御開帳には、六二八万人の参詣客を集めたという。本尊は果たして本当に日本最古の仏像なのか?本尊を運んだという本田善光の正体とは?「守屋柱」に隠された秘密とは?善光寺に見え隠れする渡来人の影とは?これらの疑問に最新のメスを入れ、できる限り謎のベールをはがすことが、本書に与えられた第一の目的である。そして第二に、地方一寺院としての役割を越えた、大スケールの善光寺の姿をあぶりだすことができたならば、本書のもくろみは果たされたことになる。

目次

第1章 七年に一度の御開帳(四四三の善光寺式仏と一一九善光寺の総本山;無宗派なのに天台・浄土宗の別格本山 ほか)
第2章 戦国武将を二転三転した本尊(義経の怨霊に苦しむ頼朝の祈るような再建;家康が捨てた「吾妻鏡」の記述 ほか)
第3章 物部守屋鎮魂の寺(怨霊封じの建築物には共通点がある;守屋柱の謎 ほか)
第4章 日本最古の本尊(本尊の不思議その(1)なぜ金銅仏なのか
本尊の不思議その(2)刀印の謎 ほか)
第5章 渡来人の聖地・善光寺(今明かされる本田善光の正体;百済とのつながり ほか)

著者等紹介

宮元健次[ミヤモトケンジ]
東京芸術大学大学院美術研究科修了。宮元建築研究所代表。龍谷大学助教授、大同工業大学教授を歴任。テレビ番組監修・出演、講演多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

埋草甚一(U.J.)

2
御説はよくウケタマワリマシタ。こう云った陰謀論、因縁論を張るなら、史料の読み込みと全体の整合性をしっかりしないとダメだっていう典型例だ。2009/04/29

mami

0
絶対秘仏。目にすることは出来ないだけに、ますます興味をそそられる。朝鮮半島との深いかかわりなど、読み物としては純粋に面白かった。2013/01/29

甲斐祐貴

0
まあ、読物としては面白かった。でもツメが甘い感じがする。2012/06/06

闇夜子

0
物部ってか2010/03/20

海辻

0
善光寺は聖徳太子が自分が滅ぼした物部守屋を鎮魂するために建てた。荒唐無稽にも思える仮定を様々な証拠を提示しながら説明している。 納得できる点、無理のある点が混在しつつも、善光寺建造に力を尽くしたのが諏訪大社の神長官の一人である守矢(漏矢)家と伝わる事や、諏訪大社上社の御神体である御山の名前が『守屋山』なのは不思議な繋がりに思えた。 怨霊を封じたと伝わる寺社の共通点や戦国武将たちとの繋がりなど、善光寺のサイドストーリーを楽しめて面白い本かもしれません。2012/03/05

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