内容説明
徳川家康が街づくりを家臣団に丸投げしなかったら…。予定通りに煉瓦街が完成し、戦前にオリンピックが開かれていたら…。江戸・東京にはさまざまな「痛恨」が眠る。元東京都副知事が綴る、ユニークな視点の裏面史。
目次
江戸から東京へ―幕末篇(吉田松陰、弟子の奮起を促して刑死を選ぶ;トップ慶喜に失望、ミドル井上清直過労死 ほか)
東京―維新篇(明治維新政府官庁街、無計画に武家地を切り取る;東京府知事由利公正の銀座通り二十五間構想、支持されず ほか)
東京―戦前篇(日本初の都市計画である東京市区改正、実現まで二十年以上を費やす;市制・町村制をつくった山県有朋、国民に理解されず ほか)
東京―戦後篇(実行されなかった戦災復興の環状道路計画;マッカーサー、農地改革で公園用地を細分化して売り渡す ほか)
著者等紹介
青山〓[アオヤマヤスシ]
1943年、東京都出身。99年から2003年まで東京都副知事として危機管理や防災、都市構造などを担当。現在は、明治大学公共政策大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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