内容説明
切り裂きジャックの日記を書いたのは誰か。ケネディ暗殺は、なぜ今も“実行犯”が現れるのか。世界一の大富豪の自伝を、その生存中に偽造した目的…歴史を捏造しようとした男たちの、あまりにも波乱に富んだ人生。
目次
第1章 誰が切り裂きジャック日記を書いたのか(“オレが切り裂きジャックだ”―メイブリックの告白;疑問・1 切り裂きジャックは不精者だったのか ほか)
第2章 ヒトラー副官、マルチン・ボルマンは生きていたのか(“ヒトラー副官は生きていた!”―世界を震撼させたスクープ;昭和初期にデビューし、ヘミングウェイと並んで同じ雑誌にも寄稿した伝説的人物 ほか)
第3章 ケネディ暗殺はなぜ永遠のネタと化したのか(ケネディ暗殺を“ネタ”にする日本のテレビ;番組が誇った“世界初の試み”の実態 ほか)
第4章 悪魔の棲む家には誰が住んでいたの?―怪談話の顛末(「悪魔の棲む家」の怪;創作が判明し始める過程 ほか)
第5章 ハワード・ヒューズの数奇な生涯―贋作者二人の明暗(牛乳ビンに放尿するレオナルド・ディカプリオ;あまりに奇怪な人物だったヒューズ ほか)
著者等紹介
奥菜秀次[オキナヒデジ]
1963年、埼玉県出身。アメリカ現代史研究家。膨大な文献と独自の人脈に裏打ちされた著作は、ジャーナリズムに大きな波紋を与えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こら
19
様々な捏造や陰謀論を懐疑的に紹介した文庫。特にケネディ暗殺に多くの頁が割かれている。特番等で、よく黒幕ソ連説・マフィア説が真実の様に紹介されるが、筆者は陰謀説の方が視聴率が取れるからとバッサリ。なるほど!
ユズル
18
一章一章の長さに、よく調べあげたなと思うか、長いなと思うか。政治家から悪魔の棲む家から、独裁者まで。確かに読みでがあったし、面白かったけれど。(ロマンがないな)と思った自分も居ました…(^^;))) 2019/02/21
KAZOO
9
題名に惹かれて購入したのですが、このような陰謀史観というのに人はかなり惹かれるのですね。今まで結構言われてきたことなのでそんなに珍しいとは思いませんでしたが、時たま目を惹く記述があったりして、これくらいの文庫に5つの話題が入っているのでまあ読み得なのかなあと感じました。2014/02/07
向う岸
5
ケネディ暗殺や悪魔の棲む家など、事実とは異なる陰謀論やでっち上げを検証した本。一章ごとの分量が多くて、検証を丁寧にしているとも言えるがダラダラと長いなあと感じた。著者のユーモアセンスが肌に合わず、読み進めるのに苦労した。陰謀論は割と好物です。2013/02/06
tak
1
★★★☆☆2020/01/26