内容説明
母国・中国で出版拒否。歯に衣着せぬ中国批判と、親日ゆえの日本への苦言。日中韓に通暁した新世代文化人による新しい「日中関係」論。
目次
1章 中国における「憎日」の深層心理―奇怪きわまる「反日事件」が続発する理由とは(日本人が知らない「日本鬼子」;国策としての「反日憎日」;毛沢東、〓(とう)小平時代の対日関係に学べ
究極の歴史カード「南京大虐殺」)
2章 日本は謝罪してはならない―自虐史観、弱腰外交への苛立ちゆえの日本叱咤(「謝罪」は罪悪である;「敗戦国・日本」のための弁明;「日本の戦争」に誇で蓿持て;「靖国」という日本文化)
3章 日本占領下の中国の真実―日中戦争十五年、平和と繁栄を謳歌したのはどこか(「満州国」の偉大なる遺産;「満州国」は「満足国」だった;日本の占領区は「楽園」だった;「日本鬼子」の素顔)
4章 新中国の種を蒔いた日本―明治以降、今日まで、日本が中国の師であったという事実(孫文と日本、そして日本人;日本語ぬきでは語られぬ現代中国語;幻の「伊藤博文首相」招聘計画;新中国建設に「留用」された日本人たち)
5章 「日中友好」を解体せよ―強要と慧鼇の「友好」から、真の関係構築へ(「自虐」の日本人と「超愛国」中国人;東京裁判と文化大学命;中国は日本に絶対に追いつけない;「日中友好」論は、なぜ危険か
著者等紹介
金文学[キンブンガク]
作家、比較文化学者。1962年、中国の瀋陽で韓国系3世として生まれる。85年、東北師範大学日本文学科卒業。91年、来日。現在、呉大学・福山大学で教鞭をとっている。専攻は比較文学・比較文化、および文化人類学。日本を中心に日中韓3カ国語による執筆・講演活動を展開。中国で文学賞を度々受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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出世八五郎