内容説明
書店の万引き470億円、偽ブランドの市場規模520億円、援助交際630億円、暴力団の非合法所得2兆円…経済のプロがアングラマネーを徹底的に検証し、その実態を鋭く抉る。最新データ満載の「ノーカット版」、堂々登場。
目次
第1章 欲望とフーゾクの地下経済(援助交際の市場規模はダイエーの店舗改装費用とほぼ同額;小学生のエンコー相場は一〇万円以上が当たり前 ほか)
第2章 身近な「悪」の地下経済(書店の恐怖、万引きの増大;キセル乗車の損害額は利益の一割も ほか)
第3章 犯罪と地下経済(自動車盗難市場の大きさはホンダの営業利益とほぼ同じ;覚せい剤による暴力団利益は八〇〇〇億円 ほか)
第4章 日本と世界の地下経済(タリバンを支えていたアフガニスタンのアヘン;中国人と韓国人の利用者が多い地下銀行 ほか)
著者等紹介
門倉貴史[カドクラタカシ]
1971年、神奈川県生まれ。慶應大学経済学部卒業後、浜銀総合研究所に入社。第一生命経済研究所を経て、現在は経済評論家。本格的に扱われたことのなかった「地下経済」研究に力を注ぎ、そのテーマの斬新さと専門的な分析が注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
James Hayashi
28
経済評論家05年著。地下経済とは脱税、賄賂、麻薬取引、賭博、売春、詐欺、密輸などの公式には現れない経済活動。それを推測し統計している。およそ23兆円というから徴税できれば日本の財政に有利だが。その他ではラブホ利用者が1日185万組、援助交際経験者は都内の女子高の4.4%も。本にはないがオレオレ詐偽などで利益を上げる輩は当然のごとく無申告。2019/09/06
まりも
0
なかなか面白い2012/10/31
岡 幸治
0
良くタイトルを見れば「白書」と書いているので、当たり前だが数字の羅列。 もうひとつわからない、根拠の数字に、ラストは分かりやすくする配慮か有名会社の利益額と比べて、どれだけその分野の地下経済が大きいかを表現してくれるが、あくまで、地下経済の方は利益ではなく売上(確かに≒利益に近いばあいもあるが)なので、比べ方がおかしく思う。 たま~に著者の個人的な感想が出てくるが、やはり数字の根拠があまりにも薄弱で説得力に欠けた。 期待が大きすぎたかな~。2012/10/26
Datt
0
★★★★☆2012/03/22
nao
0
ホームレスの人数は東京が一番ではなかった事が以外で驚きました。疑問に思う所もありましたがよくこれだけ調べたなぁと思いました。2011/06/09