出版社内容情報
▲乳母に育てられたスペシャルウィークの恩返し▲エルコンドルパサーと"2番目の男"の凄絶な戦い▲ナリタブライアン、君は誰のために走ったのか──レースだけではわからない、馬と人間の秘めたドラマに迫る。(祥伝社販売課宮島オススメの一冊)馬と競馬に携わる男たちの感動のドラマ。競馬に興味のない方が読んでも胸を熱くさせる本です。
内容説明
乳母に育てられたスペシャルウィークの恩返し、エルコンドルパサーと“2番目の男”の凄絶な戦い、君は誰のために走ったのか―ナリタブライアン…レースだけではわからない、馬と人間の秘めたドラマに迫る。
目次
第1章 「桃姫」と華奢な仔馬―乳母に育てられたスペシャルウィークの恩返し
第2章 2番手の宿命を超えて―蛯名正義とエルコンドルパサーの戦い
第3章 君は誰のために走ったのか―種牡馬2年で「爆死」したナリタブライアン
第4章 口約束に賭けた人生―レガシーワールドを送り出した弊旗力の信念
第5章 「父の悲劇」が育てた少年―なぜ、福永祐一は騎手を志したのか
第6章 競馬を趣味にしたトップ調教師―なぜ、藤沢厩舎の馬は、かくも走るのか
第7章 テンポイントの騎手ですから―1頭の馬が変えた鹿戸明の人生
第8章 童に戻った神様―競馬評論40年、大川慶次郎の生涯
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瑪瑙(サードニックス)
41
スペシャルウィーク、エルコンドルパサー、ナリタブライアン、テンポイント、知っている馬の名前が目白押し。特にテンポイントはリアルタイムで観ていたので本当に可哀想だったと今でも胸が痛む。66キロも背負わされていたなんて初めて知りました。予後不良でも多くのファンの願いに押されて手術を受けたものの、結果苦しませただけでした。だからとても印象に残っている馬です。でもその事があったからその後の競走馬たちへの扱いに影響を与えた事は間違いないと思います。福永祐一騎手の事も興味深かったです。本当に馬はなぜ走るのでしょうね?2017/12/01
読み人知らず
5
人から見た、馬から見た、二つの視点で進む。一章完結型で8章まで。やっぱり大川慶次郎さんの話が好きだなー。そして何より、成功する人の全体に通してあるのは馬が好きな人。馬が好きでなければいかんのだな。2010/04/26
みき
3
スペシャルウィークの乳母モモヒメの牧場の事が書かれていて嬉しかったです。
らいしょらいしょ
2
表紙にころっといく(笑) 馬たちよ、なんてかわいいの。本文はとくに初めの方はけっこうとっちらかった印象があって、読みづらいところもあったんだけど、馬がいいから許す(なにさま) 調教師、藤澤さんの言葉がいいなあ。馬の訴えが分かる人間であれ、と。スペシャルウィークの乳母、桃姫をとりあげてるのもいい。ナリタブライアン、思い出すと胸がつまる。彼ら、馬たちの美しい姿を、ずっと残していきたいな。2016/07/17
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