内容説明
あるがままの自分でいい。本書は、「戒老録」を著者自ら整理し加筆した完本である。
目次
1 きびしさによる救済(他人が「くれる」ことを期待してはいけない;してもらうのは当然、と思わぬこと;自分でできぬことは、まず諦めること ほか)
2 生のさなかで(ひとりで遊ぶ癖をつけること;孫が老人を無視することがあっても、深刻に思うことはない;孫の守りをしてやること。そして恩にきせぬこと ほか)
3 死と馴れ親しむ(若いうちから、楽しかったことをよく記憶しておくこと;老いと死を、日常生活の中で、ちょくちょく考えること;長生きに耐えられるかどうかを考えておくこと ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
23
○老いてからの行動規範になる言葉がどんどん出てきます。実践はなかなかできないような気がしますが、参考になりました。2024/07/18
あや
4
どんな歳の重ね方が最も美しいのか考えさせられる。とくに少子高齢化が加速度的にすすむ現代日本で多くの方に読まれてほしい1冊。2020/03/14
あや
4
「老人」と呼ばれる年齢でない人でも陥りがちな悪習に陥らないように、自分を律するための薬のような本。繰り返し読みたい。2011/03/05
Yamanaka Shinya
3
老年になってからこういう本を読んでも遅いのである。若くて体も頭も十分に働くうちから、老年期に向けて物質的準備も精神的準備もしておかなくてはならないと、近頃つくづく感じるようになった。折々読み返したい本である。2012/01/30
W
2
祖母の本棚にあったので読んでみた。目次だけでもなかなか面白い。 P194「よく四十を過ぎたら、自分の顔に責任を持たねばならない、というのがあるが、私はあの説に反対である〜人間は一時期、とげとげしくならねばならぬ時もあり、すさんだ表情にならざるを得ない状態にも追い込まれる。人間の顔は美しくてもみごとだが、醜くてもみごとである」2024/12/12
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