出版社内容情報
菊地秀行[キクチヒデユキ]
著・文・その他
内容説明
“魔界都市“新宿””への入口は三ヵ所のみ。その一つ、“四谷門”に出現した装甲車が狙撃され、傭兵部隊が全滅した。騒乱の中、美貌の人捜し屋・秋せつらが依頼された捜索対象は幼馴染みの鈴香。彼女こそ、“新宿”に進出すべく来日した、米国巨大軍需産業の社長グレイスンを狙う凄腕の狙撃手にして元妻だった。直後、彼女を追うように続々と来襲する傭兵たち。鈴香が元夫を狙う理由は?各部隊の思惑は、グレイスンの護衛か、抹殺か!?戦火をかいくぐり鈴香を追うせつらの前に、やがて戦場と化した街が“最悪”を呼び寄せる!?
著者等紹介
菊地秀行[キクチヒデユキ]
1949年、千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者の傍ら同人誌に作品を発表し、82年『魔界都市“新宿”』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゃお
12
〈区外〉での世界一ともいうべき軍需産業の財閥の社長の身を巡ってバトルし合う物語。タイトル通り傭兵が出てきて戦い合うものの、それほど緊迫感は無いのは区外の傭兵ではせつらの相手にならないからでしょうか。幼馴染の鈴香の存在もそれほどクローズアップされずに拍子抜けした感があり残念。ただ、無常感漂うラストは良かったです。そして〈戦争屋〉という存在は今後もシリーズで出てきてせつらと対峙するのか。そして対峙するとどんな物語となるかは楽しみかも。2018/10/22
トオル
0
アルマゲドンの面々と戦争屋がよかった。せつらの過去の面影はたま〜にチラリと覗かせるだけでいいよ。2022/05/19
Jusiou
0
前半はハード、中盤は普通、後半は魔界都市ブルース、ラストはもう一歩かな。でも最近のシリーズとしては秀逸。もう少し長編にしたらもっとキャラクターが生きた。加奈子や、大佐、ギルとか。しかしもうダミーは止しましょうよ。2018/12/30
小山田ゆう
0
まぁ 通常運転の魔界都市ブルースでしたね。短編でもいいくらいのネタだったかな。長編にするために戦闘シーン多め、特に今回は米国巨大軍需産業の社長がターゲットだったので豊富な武器の名前がとびかってましたね。2018/11/17