Non novel
扉は閉ざされたまま

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  • サイズ 新書判/ページ数 212p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396207977
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

久しぶりに開かれる大学の同窓会。成城の高級ペンションに七人の旧友が集まった。(あそこなら完璧な密室をつくることができる―)当日、伏見亮輔は客室で事故を装って後輩の新山を殺害、外部からは入室できないよう現場を閉ざした。何かの事故か?部屋の外で安否を気遣う友人たち。自殺説さえ浮上し、犯行は計画通り成功したかにみえた。しかし、参加者のひとり碓氷優佳だけは疑問を抱く。緻密な偽装工作の齟齬をひとつひとつ解いていく優佳。開かない扉を前に、ふたりの息詰まる頭脳戦が始まった…。

著者等紹介

石持浅海[イシモチアサミ]
1966年、愛媛県生まれ。光文社の新人発掘企画「カッパ・ワン」への応募作『アイルランドの薔薇』で02年に長編デビュー。03年の長編第二作『月の扉』は「このミステリーがすごい!」をはじめ、様々なミステリー・ランキングで上位に選ばれ、日本推理作家協会賞の候補にもなった
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

紅はこべ

63
変形倒叙ミステリ。登場人物の一人が鍵をかけて応答もなしに閉じこもった部屋の前で、どうすべきか、延々と議論が続けられる。探偵役が殺人の可能性に言及せずに、犯人の工作のミスを次々と指摘する様は倒叙系のお手本らしいが、やはり本作で特異なのは、犯人の動機と探偵のキャラ。犯人の方が倫理的。探偵は論理的なだけ。 2009/08/25

ばりぼー

62
再読。仲間からは「賢くて、冷静で、物事に動じない」と一目置かれる伏見(犯人)と優佳(探偵)の息詰まる頭脳戦が実にスリリング。しかし、キスひとつで「優佳は伏見のことを好きになったことに嘘はない。ただ、それは理性の産物で、キスを求めて顔を上げている時もそれにふさわしい表情を選択している。そして優佳自身はそれを自覚していない。それでも伏見には、それが作られた表情だとわかる。自分は優佳にはかなわない」って、なんだこの面倒臭さは(笑)。たった一言から全てを見透かしてしまう洞察力なんて、日常生活では邪魔かも(笑)。2015/09/08

そのぼん

58
古畑任三郎のように、犯人が予め解っている形式の作品でしたけど、なかな迫力がありました。なぜ彼が殺人を犯す切っ掛けとなったのかも、最後まで読めませんでした。面白かったです。2012/12/30

銀河

42
あっという間に読めて、おもしろかった。犯人は最初からわかっているから、なぜ殺したのか、どのように見破られるのか、を知りたくてわくわくしながら読んだ。伏見と優佳のやりとりにドキドキ。終わりかたがとても好み。ただ、動機の部分が、ちょっと…私ならそれで殺人まで犯すとは考えられないが、人それぞれ許せないことって違うし…と自分を納得させた。とても楽しめた。2012/03/25

かさお

40
以前から気になっていたこの本、なるほど、読んで納得。タイトルがシャレてる。一夜の別荘で大学時代の旧友が集う中での殺人が起こる。古畑任三郎方式なので〔why〕と、探偵役の女性と犯人とのちょっと変わった攻防戦を楽しんだ。何故、時間稼ぎが必要なのか、10時間って何なんだ?と気になりアッという間に読んでしまった、正統派のお行儀の良い本格ミステリで終わるかと思えばラストでチクリとさせられるのも好み、この感覚は若竹七海っぽい。人間は聖人君子じゃないし、清濁合わせ飲みながら生きていくのだ。2023/06/18

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