内容説明
三つの燦星が地上で出会う時、この世が混沌と化す―慶長一八年(一六一三)春、猿飛佐助は、徳川・豊臣両家の命運を決する秘密を記した「燦星秘伝」受け取りのため、幕府金蔵番大久保長安館を訪れた。だが、佐助と同じ星を持つ柳生佐久夜姫によって、その在り処を秘す茶入の片方を奪取された…。ここに、家康謀臣本多正純と林羅山一派を加えた三つ巴の争奪戦が始まった。柳生に捕われた長安の真の意図とは?「燦星秘伝」の内容とは?また佐助の反撃は?立川流密教、妖術、必殺剣、忍法入り乱れる痛快無比の娯楽傑作誕生。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽんぽこ
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図書館のリサイクル本で読んでみました。戦闘シーンもド派手で見応えがあり、とても面白かったです。続きを読みます…2019/09/06
mitsuru1
1
再読でしたがずいぶん前だったのでほぼ忘却してました。長編時代伝奇小説ってことで、猿飛佐助に霧隠才蔵を始めとする真田十勇士や、柳生の姫 大久保長安、本田正純、天海僧正に林羅山 大久保彦左衛門に服部半蔵と、出てくる出てくる、面白いけど、チヨット話を大きくしすぎてこの分量では収まりきれなかったですかな、それと後の豊臣と徳川の状態がある程度わかっているのですんなり着地できるのかが不安なところで話が終わります。苦笑。2012/03/06
辺野錠
0
物凄く面白いらしいとは聞いてたけどやっぱり面白かった! 「え!? 真田十勇士の主要メンバーがいきなり戦死!?」とか「もう一人の大久保長安とは?」とか「十勇士のあいつ途中で空気キャラになってると思ったら……!」とか面白要素満載。次への引きも気になる引きで最高でした。そしてあいつの洗脳は解けるんだろうか。クロスワードパズルが途中で挟まれるのが変わってると思った。2012/05/22