内容説明
島原の乱で騒然とする九州の南端・薩摩開聞岳に、突如妖しの一群が現われた!南蛮より密かに帰国した豊臣秀頼を擁する真田十勇士の面々である。彼らは死んだはずではなかったのか!?幕命を帯びて探索に向かった十兵衛以下柳生一門は、その地で徳川幕府の根幹を揺るがす一大秘謀に遭遇する。十勇士たちが捜し求めるキリシタンの“三宝”とは何か?島原の乱との関連やいかに?魔境に潜入した十兵衛を次々と襲う魔訶不思議な攻撃!必殺の柳生剣VS真田忍術の決着は…。秀頼流離伝説を描く著者畢生の時代伝奇、ここに完結。
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- 和書
- 二十歳・猛獣