内容説明
「きみが操縦しろ。」嵐の中、ベテランパイロット井手は、副操縦士天藤謙に命令した。2人はフリーの空輸パイロットで、双発機パイパーPA31を、米のダラスから名古屋まで運ぶ仕事を請け負ったのだ。距離1万7千キロ、時間にして40時間の長旅である。悪天候を無事乗り切り、中継点のグアムに着いた2人は、やがて機体の底部に異常があることを発見した。依頼人には不審な点もなく、安心して受けた仕事だったが…。パイパーPA31の秘密とは?この機にはいったい何が隠されているのか?自らのパイロット経験を活かし。サスペンス豊かに描く航空ミステリーの傑作。
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