祥伝社新書<br> シンボルエコノミー―日本経済を侵食する幻想

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祥伝社新書
シンボルエコノミー―日本経済を侵食する幻想

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  • サイズ 新書判/ページ数 304p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396117061
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0233

出版社内容情報

中世化する21世紀世界
G7で、日本だけが経済成長していないとされるが、本当に正しいのか。
また、なぜそうなるのか。ベストセラー『資本主義の終焉と歴史の危機』で、
長期にわたるゼロ金利を、資本を投下しても利潤が出ない資本主義の「死」と看破した著者。
本書では、シンボルエコノミーがリアルエコノミーを凌駕し、
中世化する21世紀世界を読み解いていく。
古びた理論にしがみつく日本政府や日銀、経営者を批判し、
経済成長率の〝まやかし〟を明らかにする。
世界に先駆けて「定常状態」に移行する日本経済はどこに向かうのか、
われわれはいかなる選択をすべきか。その答えがここに!

(以下、目次)
第1章 幻想のインフレ時代
第2章 経済成長という病
第3章 リアルエコノミー vs.シンボルエコノミー
第4章 中心の喪失
第5章 作られたバブルと、ビリオネアの増殖

内容説明

G7で、日本だけが経済成長していないとされるが、本当に正しいのか。また、なぜそうなるのか。ベストセラー『資本主義の終焉と歴史の危機』で、長期にわたるゼロ金利を、資本を投下しても利潤が出ない資本主義の「死」と看破した著者。本書では、シンボルエコノミーがリアルエコノミーを凌駕し、中世化する21世紀世界を読み解いていく。古びた理論にしがみつく日本政府や日銀、経営者を批判し、経済成長率の“まやかし”を明らかにする。世界に先駆けて「定常状態」に移行する日本経済はどこに向かうのか、われわれはいかなる選択をすべきか。その答えがここに!

目次

第1章 幻想のインフレ時代(「大いなる安定」は終わったか;コアインフレ率を見ると… ほか)
第2章 経済成長という病(経済学の危機;日本の1人当たりGDPの低下 ほか)
第3章 リアルエコノミーvs.シンボルエコノミー(日本の「例外」;「失われた30年」の嘘 ほか)
第4章 中心の喪失(近代の終焉;円とユーロは何が違うのか ほか)
第5章 作られたバブルと、ビリオネアの増殖(退化する世界;日米リレー式バブル ほか)

著者等紹介

水野和夫[ミズノカズオ]
経済学者。1953年、愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、埼玉大学大学院経済科学研究科博士課程修了。博士(経済学)。三菱UFJモルガン・スタンレー証券チーフエコノミスト、内閣府大臣官房審議官(経済財政分析担当)、内閣官房内閣審議官(国家戦略室)、法政大学法学部教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モーモー

14
この頃よくでてくるようになったシンボルエコノミーという単語。リアリズムがある経済ではなく、金融によるつくられた経済であり、繁栄しているようではあるが非常に危うい状態であるともいえる。 日本では富を溜めたのが、企業であり、賃金アップされてきているが、過去に遡って取り返す必要がある2025/05/26

まゆまゆ

10
労働と資本によってGDPを測るリアルエコノミーに対して、資本の増減だけで経済を測ろうとするシンボルエコノミーが台頭しているが、これは幻想であることを語る内容。株式や投資信託への投資で資産を増やそうと煽る最近の風潮はその一環だと考えると納得。現在の経済的な現象を既存の経済学理論で語れないためにこのような考え方が浸透しているとでも言うべきか。2025/03/05

Melody_Nelson

6
GDP上位に来るのは小国が多く、例外がアメリカ。製造業が空洞化して、金融やITなどで潤うアメリカは、まさにシンボルエコノミーなのだろうけど、それもドルが基軸通貨であってこそ。しかし、格差は広がる一方なので、ミリオネア、ビリオネアなどの資産に課税すべきだし、水野氏も言及しているように、彼らこそ二酸化炭素の排出が多いのだから、そのツケは払ってほしい。日本の場合は企業の内部留保額が異常であり、これを賃金に適正に分配すれば、もっと経済は活性化しそうなものだけど。高齢化により労働人口が減る中、やるべきことは山積。2025/03/10

kaz

2
著者の主張は鋭く、現代経済の問題点の指摘は興味深いが、一方、議論は抽象的な印象。リアルエコノミーとシンボルエコノミーの対比等、考え方は参考になる。図書館の内容紹介は『G7で日本だけが経済成長していないとされるが、本当に正しいのか? 資本主義の終焉を説いた経済学者が、古びた理論にしがみつく日本政府や日銀、経営者を批判し、経済成長率の“まやかし”を明らかにする』。 2025/04/07

Go Extreme

2
幻想: 経済成長や個人所得の上昇≠幸福や繁栄 シンボルエコノミー: 経済活動が物質的な価値よりも象徴的な価値に重きを置く概念→日本経済の停滞や問題の根源≒見かけ上の繁栄や象徴的な成功を重視 人口減少と経済:人口減少が経済成の障害・個人所得の上昇は必ずしも経済全体の活性化につながらず 政策: 幻想に基づく政策から脱却→新しいアプローチの創出や社会的な格差を是正するための施策 未来への展望: 持続可能性や社会的な公平性を重視した新しい経済モデル構築 日本の定常状態:複数の要因が絡み合った複雑な状況を反映2025/01/07

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