祥伝社新書<br> 源氏物語の楽しみかた

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祥伝社新書
源氏物語の楽しみかた

  • 林 望【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 368p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396116187
  • NDC分類 913.36
  • Cコード C0291

内容説明

『源氏物語』全五十四帖の現代語訳『謹訳 源氏物語』(全十巻)の著者林望が、『源氏物語』の味わい方を徹底解説。現代語訳を進める際に残したメモをもとに、名文、名場面、登場人物など、面白く読むためのヒントを十三の視点でまとめる。千年の時を超えて堂々生き延びてきた日本文学の金字塔、その魅力を存分に味わうための絶好の入門書。この一冊で『源氏物語』の背景が語れるようになる。

目次

親子の物語としての源氏物語
女としての当たり前
色好みの魂
源氏は食えぬ男
明石の入道はどんな人?
垣間見の視線
とかく夫婦というものは…
この巧みな語り口を見よ
女親の視線の「うつくしさ」
奥深い名文の味わい
源氏物語は「死」をいかに描いたか
濡れ場の研究
救済される紫上

著者等紹介

林望[ハヤシノゾム]
1949年東京生まれ。作家・国文学者。慶應義塾大学文学部卒、同大学院博士課程単位取得満期退学(国文学専攻)。ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。『イギリスはおいしい』(平凡社・文春文庫)で91年に日本エッセイスト・クラブ賞、『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』(P.コーニツキと共著、ケンブリッジ大学出版)で92年に国際交流奨励賞、『林望のイギリス観察辞典』(平凡社)で93年に講談社エッセイ賞、『謹訳 源氏物語』全十巻(祥伝社)で2013年に毎日出版文化賞特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

彼岸花

27
源氏物語を面白く読むためのヒントとして、手に取った本。『あさきゆめみし』は、素晴らしい作品だった。紫上、明石の君、浮舟が、今も鮮明に頭に浮かんでくる。主人公、光源氏の恋愛小説であるが、取り巻く姫君たちの生き方も、あでやかに描かれている。物語の要旨や、楽しさが味わえる読み方がまとめられており、分かりやすかった。著者の『謹訳 源氏物語』へと誘導されて終了となる。最も光源氏に愛されながら、最も苦悩した紫上。幸福か否か、本当に救済されたのだろうか。彼女を軸とし、そういった観点から読み進めたいと思う。2021/06/10

おとん707

15
いま林望訳の謹訳源氏物語を読んでいて第33帖「藤裏葉」まで読んだ。物語のほぼ半ば。ここで本書を手に取った。未読部分のネタバレはあったものの、謹訳の訳者本人の源氏物語の見方が分かって大変参考になった。特に北の方葵上亡き後実質的に源氏の正妻の地位にあった紫上を第二の主人公として紫上の立場から源氏が愛した女性たちを見てみると紫式部がいかに周到に物語を作っているかがよくわかるという。これから先を読んでいくうえで理解を深める手助けとなりそうだ。それにしても千年も前にここまで緻密で奥深い物語があったとは驚きだ。2022/12/04

はるま

11
初読作家 国文学者としてもご活躍とのこと さらには、『謹訳 源氏物語』全10巻をも刊行されているかたがお書きになる本作のタイトルは掛け値なく素晴らしい 僕自身これまでほんの少しだけ源氏物語を拾い読みしてたんだけど、本作は新たなる魅力を味わうことができた。実に研究者らしくもあり、それでいて学術的な言い回しではなく、初心者にも (基本路線の知識はあった方がいいけど)わかりやすく実に深い洞察の中からの解説だね 著者が書いた謹訳とは謹厳実直な訳とのことで、いつか機会があればぜひ読んでみたい 光源氏に憧れる僕でした2021/07/12

練りようかん

9
ただの御伽噺ではない物語の本当の相貌を見る手助けをしますという本書。弘徽殿女御は悪い人間か、葵上は感情を解さない人間か、明石の入道は脂ぎったオッサンか痩せた老人かなど、主人公フィルターを外してみることで人物理解を深める内容だ。葵上を不幸が約束されてる登場人物とばさっと書かれてるのが面白い、感情を持ってるからこそ冷淡な態度をとったと解釈すると定型のラベリングが可哀想に思えた。また緩急自在の筆運びを絶賛する林氏自身の文章から熱意が強く感じられたのも印象的。より多くの人に読まれるといいなと改めて思った。2024/03/07

T66

8
面白かった。特に「そこに実事はあったか?」と紫の上の「どのように看取られたか」。「実事」は、読んでて本当にわかりにくい。「あさきゆめみし」だと絵でわかる。が、文字だけの本だと、どうなのよ、はっきり分からないではないか!と常々思ってたのをまさに書いててくれた。でも同じ時代の似たような環境の人にとってはいわゆる「匂わせ」でわかったんだなあ。あと、紫の上の亡くなるシーン。子どもとして、明石の中宮が最後にいるのは現代の感覚では違和感なかったが、当時の「死は穢れ」かつ身分を考えると非常に異例であった、と。なるほど。2021/02/18

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