祥伝社新書 潜在能力を引き出す「一瞬」をつかむ力

齋藤 孝【著】

祥伝社（2020/05発売）

• サイズ 新書判／ページ数 181p／高さ 18cm
• 商品コード 9784396116033
• NDC分類 159
• Cコード C0230

内容説明

どうすれば、なりたい自分になれるのか、潜在能力を引き出すことができるのか―。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする著者が、心理学者マズローが提唱した「ピーク体験」とチクセントミハイが述べた「フロー」について説明しながら、披露する。具体的には、時間がゆっくり流れる、「自分」がなくなる、集中力が増す。そんな「一瞬」をつかむことができれば、自分が思っていた以上のことを成し遂げられるという。他にも、アイデアの出し方、チャレンジの方法、自己肯定感の高め方などを紹介する。自分らしい人生を送るための指南書！

目次

第１章　「一瞬」をつかむ（時間がゆっくり流れる感覚；ピーク体験　ほか）
第２章　自己実現のための「ピーク体験」（欲求五段階説；自己実現の欲求を満たすには　ほか）
第３章　「フロー状態」に入る方法（フロー体験；フローをわかっていたタクシードライバー　ほか）
第４章　クリエイティビティを身につける（なぜ、今クリエイティビティが求められるのか；芸人に学べ　ほか）
第５章　潜在能力が動き出す時（「私」は何者？；天神に就くのは難しくない！？　ほか）

著者等紹介

齋藤孝［サイトウタカシ］
明治大学文学部教授。１９６０年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程等を経て、現職。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。著書に『声に出して読みたい日本語』（草思社、毎日出版文化賞特別賞受賞）、『身体感覚を取り戻す』（ＮＨＫブックス、新潮学芸賞受賞）など多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[かずぼん]

本屋で偶然目にとまったもの。齋藤氏の本はもういくつも読んでいるが、ピーク体験、フロー体験という身体性とつながった考察は彼ならではのものだ。これらの体験のベースにマズローとチクセントミハイという二人の心理学者の考えが位置づけられている。自己実現に関わる考えも紹介されているか、ちょうど並行して読んでいるアドラー心理学と対比しながら読むことができた。自分がこれから何をしたいかを模索する若者向けに書かれているとも言えるか、第二の人生を見据えて何をどうするかを模索している自分にも当てはまることは多いと思う。

2020/06/04

[hinotake0117]

チクセントミハイ氏の「フロー体験」、マズローの「ピーク体験」の概念の考察を通じ、潜在能力を引き出すポイントを伝授。 少し難しいことを没頭して取り組むことがフローにつながり、それが成果に。日本の職人の働き方がフロー、というのも納得。

2023/09/28

[ものす]

先生の本を追い続けているのであぁこの話ねというのもあり、サクサク読みました。誰しも感じたことがある「時間を忘れて熱中した」あの感覚について、アドラー心理学をベースに語られます。仕事のモチベーションが低くてやる気を感じないとか、無為に感じているとかいう人にオススメかも。

2021/05/05

[かつ]

火事場の馬鹿力、フロー体験の話

2021/01/30

[Go Extreme]

最高の瞬間≒ある種の神秘　ポジティブだけ→もったいない　感情の絶対値を拡大　自分が抜けていく　何気ない日常：永遠となる一瞬　芸術：固定観念を動かし新たな見方　ソクラテス：魂の世話　安全↔成長　ヨナ・コンプレックス　ピーク体験→人生の意味への答え　チャレンジとスキル版ランス　仕事を遊びに　均衡ｖｓ調和　極限状態を楽しむ　フロー：全身が喜ぶ感覚　クリエイティブ＝アイデアを出せる・アレンジ力　没入時間＋時間管理　生産性＆創造性　役に立つ＜すること自体→新しい意味　偶然を抱きしめる　褒めは人のためならず

2020/06/21