内容説明
ロボット技術による手術支援装置を使うと、医師は自分の指先を動かすように鉗子を自在に操作できる、とされる。あらゆる点で患者に好都合とされるロボット手術は、わが国でも増加の一途をたどり、今や、アメリカに次いで世界第2位の「ロボット手術大国」だ。なぜ、急速に普及したのか?なぜ、人の手よりも優れているのか?婦人科におけるロボット手術の開拓者である著者は、この手術のすべてを知悉する人物である。通常の腹腔鏡手術が行ないづらい子宮体がんは、ロボット手術が特に有効に作用する。適切な処置により治る病気となった、がん。その治療最前線!
目次
第1章 ロボット手術とは何だろうか?(初めての経験;二つの手術法 ほか)
第2章 ロボット手術ができる婦人科疾患(がんの内訳;子宮がん ほか)
第3章 手術を受ける心がまえ(手術を受ける前に;退院後に気をつけたいこと ほか)
第4章 ロボット手術以外の手術方法(腹腔鏡手術;吊り上げ法による腹腔鏡手術 ほか)
著者等紹介
井坂惠一[イサカケイイチ]
1951年、福島県生まれ。東京医科大学卒業後、スイス留学、イギリス留学を経て、2003年に東京医科大学産科婦人科学主任教授となる。2019年、日立製作所日立総合病院ロボット手術センター長の後、2020年から東京国際大堀病院ロボット手術センター長を務める。日本婦人科ロボット手術学会理事長。日本ロボット外科学会理事。日本胎盤学会理事長。わが国初の婦人科ロボット手術の成功者として名高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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