内容説明
深田久弥の『日本百名山』は名著の誉れ高い古典だが、一山の記述はわずか二〇〇〇字程度で、山名の考察については食い足りない点が多い。地名研究の第一人者である著者は、ここに不満を覚え、本書で山名の由来を分析していく。なぜ、この名がついたのか。いつ命名され、いつ定着したのか。他にはどういう名があったのか―この謎を解く過程で見えてくる、百名山の真実とは?名前から掘り起こす、新しい角度の百名山ガイド!
目次
利尻岳
羅臼岳
斜里岳
阿寒岳
大雪山
トムラウシ
十勝岳
幌尻岳
後方羊蹄山
岩木山〔ほか〕
著者等紹介
楠原佑介[クスハラユウスケ]
1941年、岡山県生まれ。京都大学文学部史学科(地理学)卒業。出版社勤務を経て、地名についての著述活動に入る。「地名情報資料室・地名110番」を主宰し、正しい地名の復興に尽力(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Tadashi_N
25
答えのない山が多い。2019/07/05
インテリ金ちゃん
1
結構、山の名のつけかたもいい加減。測量者の意向で決まってしまうのも世界の高峰も同じ...2019/09/01
里山輪太郎
0
読むには読んだが、題目に「山の名はこうしてついた」はいらないかも。2021/04/17
なかの
0
誤植が多い、既存の説を貶しといて自分の説は持ち出さない、そもそも由来に全く触れていない項もある……。かなりお粗末です。2020/08/19
颯
0
登山家目線の説には噴飯ものが多いというのは尤もなのだろうけれど、肝心の「こうしてついた」が書いていないものもちらほらあり、どこかモヤモヤする本でした…。2020/08/15