内容説明
「観測史上1位」「記録的」がめずらしくなくなった最近の日本の気象現象。災害が身近に迫った時、警報・注意情報・避難情報への的確な対処が求められるが、それには気象に関する最低限の知識が不可欠である。本書は天気図の見方、雨・雪・風などのしくみ、実は謎が多い日本の気象、現在も解明が続く異常気象など、天気・気象現象を解き明かすものである。
目次
第1章 必ず役に立つ!天気図の見方(願掛け・占い・予報;侮れない、天気予知のことわざ ほか)
第2章 知っておきたい天気のメカニズム(基本中の基本!水の三相;天気現象にかかわる、水の循環 ほか)
第3章 実は謎が多い日本の気象(日本は、四季ではなく二季;似て非なる、春と秋 ほか)
第4章 ここまでわかった!異常気象(降水量が多くても、災害にならない!?;集中豪雨のしくみ ほか)
著者等紹介
森朗[モリアキラ]
気象予報士、ウェザーマップ代表取締役社長。1959年、東京都生まれ。1982年、慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、日鐵建材工業(現・日鐵住金建材)入社。1995年、趣味のウィンドサーフィンや海好きが高じて気象予報士資格を取得、ウェザーマップに入社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もりやまたけよし
30
気象予報の概説書だった。いろんな気象用語の解説はわかりやすかった。予報の難しさからか、結局のところ異常気象の原因はよくわかっていないようだ。2020/08/27
香菜子(かなこ・Kanako)
22
異常気象はなぜ増えたのか--ゼロからわかる天気のしくみ。森朗先生の著書。天気や気象に関する一般的な内容を説明しているけれど、地球環境の変化や地球温暖化問題との関係などについての解説が不十分で、本のタイトルにある「異常気象はなぜ増えたのか」という疑問に対して明確な回答はなかったようです。2018/08/09
ケニオミ
8
本当に「ゼロから分かる天気の仕組み」が理解できる良書でした。勉強になりました。苦手なコリオリの力も少しは理解できるようになりました。2018/01/15
ikedama99
7
少しずつ読み進めた本。気象についての基礎知識から始まって、最近よく聞く「ゲリラ豪雨」などが起きるメカニズムから世界的な気象の動きまで、コンパクトに解説されていてわかりやすかった。困ったときに開いて確認するのにちょうどよい本だと思う。2018/01/30
納間田 圭
5
日本の“春夏秋冬”の四季は、既に“雨季”“乾季”の二季化してしまっているらしい。こういった本も勉強になります。平日TBS「ひるおび」のホンジャマカの恵さんと掛け合う気象予報士さん。朗らかで少しボケていながら、マイペースで何があっても焦らない感じが良い雰囲気…2017/10/29