出版社内容情報
マンリオ・カデロ[マンリオ カデロ]
加瀬 英明[カセ ヒデアキ]
内容説明
来日して40年、サンマリノ大使であると同時に、在京各国大使を代表する「駐日外交団長」として、宮中の公式行事では天皇陛下に御挨拶申し上げる立場にもある著者による、異色の日本文化論。大使は熱心なカトリック教徒である一方で、日本の神道を高く評価し、サンマリノに欧州初の神社を建立した。神道は宗教ではなく、自然と一体となった「生き方」であるとして、その精神が世界の中でもまったく類を見ない、日本人の他人に対する思いやり、やさしさの源泉になっていると分析する。
目次
第1部 世界が学ぶべき「日本モデル」(日本人のやさしさの源泉;日本が世界から称賛される理由;日本文化の、豊かさと独創性)
第2部 自然に感謝する日本人のこころ(神話が現代につながっている国;和食こそが日本文化の象徴;変わらない心、失われた心;自然に寄り添う日本の心)
著者等紹介
カデロ,マンリオ[カデロ,マンリオ] [Cadelo,Manlio]
イタリアのシエナ生まれ。高等学校卒業後、パリのソルボンヌ大学に留学。フランス文学、諸外国語、語源学を習得。1975年に来日し、ジャーナリストとして活躍。1989年、駐日サンマリノ共和国領事、2002年、駐日サンマリノ共和国特命全権大使を任命され、2011年5月、駐日各国大使の代表である「駐日外交団長」に就任。イタリア共和国騎士勲章など多くの勲章を受章
加瀬英明[カセヒデアキ]
1936年東京生まれ。外交評論家。慶應義塾大学、エール大学、コロンビア大学に学ぶ。「ブリタニカ国際大百科事典」初代編集長。1977年より福田・中曽根内閣で首相特別顧問を務めたほか、日本ペンクラブ理事、松下政経塾相談役などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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