出版社内容情報
前川 惠司[マエカワ ケイジ]
内容説明
慰安婦問題で日韓合意が成されたが、一〇億円を拠出する「慰安婦財団」の行方など、残された問題は多い。韓国との溝。国交正常化五〇年を経ても、未だ埋まらない。隣国とはいえ、韓国の社会は日本とは文化も歴史も暮らし方も、まったく違うからだ。その違いを、学校教育、食文化、旅文化といった身近な事柄から知り、消えない「反日感情」の秘密に迫るのが本書である。日韓は同盟国ではなく、また同盟国になるべきではない、との著者の主張を裏づける、数多の事実が本書には盛り込まれている。
目次
1 日本の子どもが知らない、百万ウォンの児童会役員選挙戦
2 運気を求めて大統領の生家巡り、冷飯嫌いで駅弁は無縁
3 「さすらい」といえば格好いい、ホームレスだった旅人たち
4 国の宝、山中銀行に千ドル貯金の洋公主を探した旅の記憶
5 旅は「おんな買い」社会を支えた孝女列伝第二弾、観光妓生
6 汗も血も祖国のために捧げた男たちが向かった、異国の旅路
7 黄色いジャケットの女旅。秋波に揺れた大統領の豹変
8 あの世とこの世が続く国の嫉妬と彼岸はどこに
9 ただの世界遺産の旅が、因縁の孫と娘の死闘になったわけ
10 対日協力者から反日聖女へ。告げ口外交と夫婦げんか道
11 時間は薬。されど和解の終着駅は永遠に見えず
著者等紹介
前川惠司[マエカワケイジ]
1946年東京生まれ、1971年慶應義塾大卒、朝日新聞入社。出版写真部、川崎支局、週刊朝日編集部、外報部、記事審査部、朝日新聞インターナショナル(シンガポール)などを経て2006年退社。1990年代の外報部時代はソウル特派員として現地取材に当たった。現在、フリージャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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西澤 隆
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HMax
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HALI_HALI