出版社内容情報
白石 拓[シライシ タク]
内容説明
誰もが驚く、信じられぬほどの大きさと甘さを持った奇跡のイチゴは、どのようにして生まれたのか?その裏には、五〇を過ぎてから独自のイチゴ作りに挑戦した男の不断の努力と創意工夫、ブランドを守り育てる強固な意志があった。彼だけがなぜ、成功したのか?その鍵の一つは農協との訣別。巨大な組織に頼らず、独自で道を拓いたからこそ勝ち取れた勝利であった。今や世界中の富裕層が食べたがる日本の高級果物。その多くは、県や地域が農協と組んで成功させたブランド果実なのだ。本書は、それを打ち破った、たった一人の挑戦の記録である。
目次
第1部 「ひと粒五万円のイチゴ」美人姫(理想のイチゴを求めて;高級ブランド果物の戦国時代;美人姫の誕生;一人で六次産業化;ベンチャー奥田農園)
第2部 「ひと房一〇〇万円のブドウ」ルビーロマン(巨大な赤色ブドウを!;石川県の夢と希望)
著者等紹介
白石拓[シライシタク]
1959年、愛媛県生まれ。京都大学工学部卒業。科学ジャーナリスト。物理、化学、工学、統計学と幅広いジャンルで活躍。「人生と幸福」をテーマにノンフィクション作品も多く、わかりやすい叙述に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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