出版社内容情報
現在、日本史は学校の教科書が書き換えられる事態だ…。本当の日本史の事実を提示して、どれだけ通説が衝撃に耐えられるのか、真偽を明らかにすべきだ。
内容説明
われわれが学校で習った歴史は、間違いだらけだ。たとえば、気候変動は日本の歴史を激動させた。鎌倉幕府の滅亡や、南北朝の騒乱は明らかにその影響を受けているが、まったく教科書には書かれてはいない。また、明治維新政府の「富国強兵史観」や、旧陸軍参謀本部が編んだ戦国時代の「戦史」は、実像とはかけ離れた虚像を生み出した。関ヶ原合戦での小早川秀秋の裏切りなどは、冤罪の最たるものであるし、「方広寺鐘銘事件」で徳川家康は四〇〇年もの間、汚名を着せられているのだ。新発見や研究の進展で明らかになった真相の数々…。常識のベールを剥ぐと見えてくる、日本史の秘密74選。
目次
第1章 気候変動と疫病で見る古代
第2章 疫病が蔓延する国際都市飛鳥
第3章 暴力が横行する王朝絵巻
第4章 得宗体制と鎌倉武士
第5章 南北朝の抗争も残る室町時代
第6章 キリシタンが関わる武士道の誕生
第7章 悪人でない家康の行動
第8章 江戸の泰平から幕府崩壊へ
著者等紹介
古川愛哲[フルカワアイテツ]
1949年、神奈川県に生まれる。日本大学芸術学部映画学科で映画理論を専攻。放送作家を経て、『やじうま大百科』(角川文庫)で雑学家となる。東西の歴史や民俗学をはじめとする人文科学から科学技術史まで、幅広い好奇心を持ちながら「人間と歴史」を追求し続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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