内容説明
世界は不安定化しており、九・一一同時テロを始めとした紛争は後を絶たない。また、気候変動やエボラ出血熱といったグローバルな問題も山積している。国連は安保理を中心に、こうした問題に対処してきた。著者は、国連広報官として、イラク戦争など国際問題の現場に身を置いた経験から、国連の問題解決への考え方はさまざまな場面で応用できると考える。実際、国連は人事や組織などの面で、一般企業や既存の組織と同様の問題を抱え、そうした「ローカル」な問題にも対処してきている。これらを国連の問題解決力として見直し、その考え方を学ぶ。現代の国連の内実を学ぶのにも、最適の一冊。
目次
第1章 国際社会の変動とグローバルな問題への対応
第2章 問題解決に必要な能力とは
第3章 国連という「ローカル」な社会―組織のあり方から学ぶこと
第4章 国連の問題処理―苦情や訴えにどう対応しているか
第5章 国連に採用されるために必要なもの―グローバル人材の条件
第6章 日本の抱える問題と国連
著者等紹介
植木安弘[ウエキヤスヒロ]
上智大学総合グローバル学部教授。1954年栃木県生まれ。1976年上智大学外国語学部卒。コロンビア大学大学院で国際関係論修士号、博士号取得。1982年より国連事務局広報局に勤務、国連事務総長報道官室などを歴任した。東ティモールで政務官兼副報道官、イラクで国連大量破壊兵器査察団報道官、津波後のインドネシアのアチェで広報官なども勤める。国連退官後の2014年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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