内容説明
定年になり、退職金を得ても、多く人がいつのまにか減らしてしまうのが現実です。金融機関で働いていた人を含め、現役時代に投資経験のなかった人が、持ち慣れない大金を急に得て、失敗するのは目に見えています。本書は、そんな投資の知識に乏しい人が、インフレ時代にいかにして退職金を守るか、その方法を示したものです。提示したマニュアルどおりに資金を動かせば、適切な資産運用が可能になる、言うならば“守りのマニュアル”です。大切な“虎の子”である退職金を失って、老後の生活に困らないために―まずはページを開いて下さい。
目次
序 これが結論!退職金運用マニュアル
第1章 老後の資金はいくら必要か?
第2章 退職金運用の前に
第3章 金融商品と年金の基礎知識
第4章 退職金運用のモデルケース
第5章 はじめての投資と運用
第6章 相続と遺言
著者等紹介
塚崎公義[ツカサキキミヨシ]
久留米大学商学部教授。東京都生まれ。1981年、東京大学法学部卒業。日本興業銀行(現・みずほ銀行)入行後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)にてMBAを取得。同行調査部主任部員(課長待遇)、財団法人国際金融情報センター調査企画部長などを経て2005年、退職して久留米大学へ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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mazda
30
老後に1億円は必要、なんて話が出たりしますが、そんな非現実的な話を一刀両断してくれて、実際には2000万円程度あれば大丈夫、という話を理由をつけて説明してくれているので安心できます。もらった大金を株だの、投資信託だの、不動産購入など、いわれるがままに投資するようなことは絶対に避けるべきで、どうしても増やしたいのなら、自分で勉強して投資先を決めるようにしないといけないな、と感じました。2016/02/03
jima
20
今の政府では介護や年金、医療、福祉の部分はちょっと不安だし。具体的な方策が幾つか書かれているが、知識がなくてよくわからない部分も。うまい話に安易に乗らないという事はよくわかった。2014/12/23
笛吹
5
確実に到来するであろうインフレ…資産価値の目減りを防ぐためには、何をどうすべきか?不安の無い老後生活の実現のための運用ノウハウが分かりやすく紹介されております。結構参考になりました…。此れを機に勉強してみようと思います。2016/05/03
takao
4
ふむ2024/03/02
てくてく
4
電子書籍セール本。経済的に安心できる老後を過ごすためにはどのような資産計画が必要なのかをかなり具体的に書いてくれている。十分理解したとは言えないものの、やはり手堅い投資が大事だということはわかった。2021/07/03