内容説明
「富士宮やきそば」「甲府鳥もつ煮」など、いわゆる「B級グルメ」ブームが続いています。最近では、各地の「ゆるキャラ」や「ご当地検定」といったものも人気です。これだけ「ご当地」にこだわるのは、実は世界でも日本人に特有のものなのです。本書では、日本人がなぜ「ご当地」にこれほどまで魅力を感じるのか、その理由を探ります。実は、ご当地もののルーツは、古く律令時代の租税制度や江戸時代の幕藩体制に求められるのです。ご当地ものは、その地方だけでなく、日本経済全体を活性化させる力を秘めています。その魅力を世界に向けて発信するための方策についても考察します。
目次
第1章 日本中を席捲するご当地もの(盛り上がる「ご当地グルメ」;日本最大のまちおこしの祭典「B‐1グランプリ」 ほか)
第2章 なぜ日本人は、ご当地にこだわるのか(なぜ日本人は、これほどまでご当地にこだわるのか;ご当地は日本人のDNAに組み込まれている? ほか)
第3章 「ご当地もの」の光と影(地域活性化の成功と失敗の歴史;ご当地ものの経済効果 ほか)
第4章 ご当地の力が地方を救う!(ご当地へのこだわりこそが日本人の神髄;ご当地ものは海外に受け入れられるか ほか)
著者等紹介
田村秀[タムラシゲル]
1962年生まれ。北海道苫小牧市出身。東京大学工学部卒、博士(学術)。自治省、香川県企画調整課長、三重県財政課長などを経て、新潟大学法学部長・教授。専門は行政学、地方自治、公共政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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