内容説明
流暢なトークも、ウケるプレゼンもいらない!「コミュニケーション能力」は誰でも身につけられる。世間で誤解されている「コミュ力」の正体とは?本書では、「戦略思考」を用いて、社会人として本当に必要な「コミュ力」を身につける方法を伝授する。
目次
第1章 誤解されている「コミュニケーション力」(「コミュ力」の正体;コミュニケーション能力に必要なのは、根性よりも知性 ほか)
第2章 コミュニケーション力は、戦略思考で鍛える(コミュニケーションの原則;「目的を手段に適合させよ」 ほか)
第3章 「コミュ力」を上げる聞き方と伝え方(聞き方の技術「傾聴」とは;最強のツール「オウム返し」 ほか)
第4章 さまざまな場面で生かす「コミュ力」―緊張緩和、おわび、キャリアプラン(コミュニケーション下手は意識の問題;台本どおりの答えにコミュニケーションはない ほか)
著者等紹介
増沢隆太[マスザワリュウタ]
1962年、東京生まれ。東京工業大学特任教授。組織コンサルタント((株)RMロンドンパートナーズ代表)。東京工業大学イノベーション人材養成機構チーフコーディネーター。大学院生向けキャリアデザイン、コミュニケーションの講義を担当する他、企業研修や社会人向けセミナー、講演でも多数実績。就活やキャリア、人事政策に関するコラムも多数執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マサフミ
7
「コミュ力って何?」という疑問から、この本を読んだ。ビジネスだけじゃなくて、日常会話にも役に立つ事が書かれていたと思う。コミュ力って奥が深いなぁ。相手目線で会話をする意識って意外と持ててなかったなぁと反省した。相手の感情を共有しようという意識だったり、相手が本当に求めていることってなんだろうってことだったり。それと、自分とのコミュニケーションもかなり大切だと気づかされた。まずこれから意識してやることとしては、話す目的を明確にすること、相手目線で話すこと、あとオウム返しなんかも意識してやってみようと思う。2014/09/23
おっくー
6
衝動買いした本。コミュ力は目標、目的を達成するためのツールであることが書かれていた。軍事的な話を例にあげてあり、理解しやすかった。2014/10/25
裏鬼門
4
コミュニケーションには、適格な質問!2021/05/19
kim
3
おうむ返し、結論を先に。新しいことは載ってなかった気がする。2018/05/02
makio37
3
読み始めは「目的(ゴール)の明確化」や「正解志向より利益(メリット)志向」などの主張があまりにビジネスライクに感じ、自分が求めているものよりずいぶん狭い範囲の議論に思えた。しかし、読み進めると先日読んで感銘を受けた齋藤孝氏の著書と重なる部分に気がついた。本書で言う「受容」と「共感」を基本とする「傾聴」とは、つまり齋藤氏の本にあった「<積極的受動性>の構え」と同じことだろう。傾聴時の「オウム返し」や緊張緩和の為の「リスク管理」など具体的なテクニックも参考になった。2015/06/21