祥伝社新書
問題解決のための哲学思考レッスン25

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  • サイズ 新書判/ページ数 217p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396113735
  • NDC分類 104
  • Cコード C0210

内容説明

本書は、哲学概念をわかりやすく解説。それを「公式」として、「どうすれば、会議はまとまるか?」「どうすれば、人間関係は良くなるか?」「どうすれば、幸福になれるか?」などの具体的な問題に当てはめて、解いていく。

目次

第1章 疑う思考(物事を相対的にとらえる―プロタゴラスの「相対主義」;物事を心の目で見る―プラトンの「イデア説」 ほか)
第2章 分類する思考(名前をつける―オッカムの「唯名論」;時間軸と空間軸で整理する―カントの「カテゴリー論」 ほか)
第3章 切り開く思考(快楽の量で判断する―ベンサムの「功利主義」;自分で人生を切り開く―サルトルの「実存主義」 ほか)
第4章 つなげる思考(心ではなく、身体に従う―メルロ=ポンティの「身体論」;言葉ではなく、文脈を意識する―ウィトゲンシュタインの「言語ゲーム」 ほか)
第5章 発展させる思考(知らないことを認め、素直に聞く―ソクラテスの「無知の知」;マイナスをプラスに変える―ヘーゲルの「弁証法」 ほか)

著者等紹介

小川仁志[オガワヒトシ]
哲学者。徳山工業高等専門学校准教授。1970年、京都府生まれ。京都大学法学部卒業後、伊藤忠商事入社。同社退職後、4年間のフリーター生活を経て名古屋市役所入庁。同市役所に勤務しながら、名古屋市立大学大学院にて博士号(人間文化)取得。2011年、プリンストン大学客員研究員。専門は公共哲学、政治哲学。誰でも参加できる「哲学カフェ」を主宰中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ココロココ

22
主要な哲学者の紹介とともに、思考に関するヒントが書かれた本。 大筋を掴むには、とっかかりやすい。 その中から、興味のある人物を深く掘り下げていけば良い。2017/08/14

makio37

4
紹介される25の哲学概念は、殆どが聞いたことはあるけれど、日々の問題解決に使えているわけではない。本書はそれらのエッセンスをとても分かりやすく説明してくれる。サルトルの実存主義は、問題を前にした時に「自分で何とかする」というオプションを選択することだと。人間は生きている限り1ミリでも前に進むようにできている、という言葉に納得した。他、ニーチェの超人思想は苦しみを「よし」と受け入れること、ハイデガーの根源的時間については、人生に残された時間をグラフ化すれば意識できるという提案もあった。2018/06/24

Chisa

2
思考の取っ掛かりに。哲学を難しく考えずに、自分の頭で考えることの練習になります。考えたプロセスこそ答え。無知の知が響きました。知ったかぶりをしないように。2016/04/14

きぅり

2
古来からの著名な哲学者の思想を簡単に紹介しながら、それを現実でどう当てはめればいいかの基本例題と回答みたいな本。中学生くらいが読むといいんじゃないかなぁ2015/09/15

まゆまゆ

2
普段こうだと思う、思ってしまうことを批判的考察によって物事の本質を探求しようとすることが哲学であり、そのためには常識や固定観念を最初に取り払うことが必要だ。その上で相対主義や実存主義など哲学者たちが唱えた考え方を参考に思考することが、問題解決につながる、と。2014/09/17

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