内容説明
地震があっても、なぜ城の石垣は崩れない?世界の酒で、なぜ日本酒だけが温めて飲むのか?西洋は四味、中国は五味。なぜ日本人だけ六つの味がわかるのか?…当の日本人が知らなかった、日本人の知恵と独創をあますところなく紹介し、記録的なベストセラーとなった日本人論!われわれの祖先が積み重ねてきた驚くべき発明と工夫が、本書には満載されています。日本人に勇気と自信を与え、民族の美点を教えてくれた名著が復刊!
目次
1章 日本には古来、すごい“科学”があった―意識せずに、合理的な生活をしてきた日本人(関東の防風林は、なぜケヤキなのか?;水圧を見事に殺す釜無川の信玄堤 ほか)
2章 驚くべき“自然順応”の知恵―それは、日本人の鋭い観察力がもたらした(なぜ、日本の城郭だけが水で囲まれているのか;古代人が絶対に住まなかった谷口扇状地 ほか)
3章 日本人は“独創性”に富んでいる―外来文化の“モノ真似上手”は皮相な見方(外来文化に触発されて新文化を築く;ズボン着用の古代人が、なぜ着物を創ったか ほか)
4章 住みよい“人間関係”を作った日本人―日本こそ“女尊男卑”の国だった(日本語の日常用語は世界一の十四万語;人間関係をスムーズにしている敬語と卑語 ほか)
著者等紹介
樋口清之[ヒグチキヨユキ]
1909年、奈良県生まれ。国学院大学史学研究科を卒業。登呂遺跡発掘など草創期の日本考古学の発展に尽力し、わが国の考古学界の第一人者として著名である。1997年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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