内容説明
はじめに睡眠のメカニズムをわかりやすく説明し、快眠できる環境を示しました。そのうえで、徹夜をする時、早朝に起きる時、一夜漬けで効率的な勉強をしたい時、半年後の試験に向け記憶力を高めたい時、飛行機などに長時間乗る時、熱帯夜に熟睡したい時、かぜを引いた時…など、それぞれに効果的な睡眠法を紹介します。快眠を得る“守り”の睡眠から、睡眠を効果的に活かす“攻め”の睡眠までを網羅した決定版。
目次
第1章 睡眠のメカニズム
第2章 睡眠が脳を活性化させる
第3章 快眠できる環境を作る
第4章 ケース別の睡眠術
第5章 睡眠と病気の関係
第6章 急増中の「かくれ不眠」
第7章 症状でわかる睡眠障害
終章 睡眠薬の種類と使いかた
著者等紹介
古賀良彦[コガヨシヒコ]
杏林大学医学部精神神経科教授。医学博士。1946年、東京都生まれ。1971年、慶應義塾大学医学部卒業、同大学医学部精神神経科学教室から1976年、杏林大学医学部精神神経科学教室に入室。同大学医学部助教授を経て現職。専門は、睡眠障害と関連が深い統合失調症、うつ病の治療。日本催眠学会名誉理事長、日本ブレインヘルス協会理事長、日本薬物脳波学会副理事長も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハイちん
15
睡眠が体におよぼす影響について述べた本。睡眠に関する基本的な知識や睡眠と病気の関係にはじまり、睡眠にやってはいけないことや、徹夜するとき、朝早く起きるとき、夜勤するとき……など目的に合わせた『攻め』の睡眠についても述べている。質の良い睡眠をとるためには、食習慣、テレビ・パソコン・スマホなどとの付き合い方、ストレス対策などにも気を配る必要があるらしい。良い眠り=良い生活ということだろう。生活習慣を改善するときは、どうすれば質の良い睡眠をとれるかを中心に考えた計画をたてれば、より効果が望めそうだ。2017/03/30
あかり
11
睡眠が脳にどう影響しているかと睡眠障害の種類や対策が書かれた本。睡眠中、ノンレム睡眠とレム睡眠をだいたい90分周期で交互に繰り返している。レム睡眠は体の眠り、ノンレム睡眠が脳の眠り。睡眠時間は7時間が一番身体に良く、死亡率が低い。ラベンダーの香りは脳を休ませる、睡眠を誘う働きがある。コーヒーのブラジルサントスとマンデリンの香りは脳を活性化し、情報処理の働きを良くする働きがある。2016/01/07
tkokon
10
【ふむふむ】○短時間睡眠が続いた後でも、8時間以上は寝ない。どんな寝不足でも8時間眠ればコンディションが整うようにできている。○早起きする場合は少しでもよいので早くベッドに入る。睡眠導入剤も可。最悪、眠れなくても横になっているだけでも違う。●睡眠に関する本は何冊か読んでいるので既知の内容が多かった。どの本も7時間睡眠を推奨するのだな。前職では、周りには気力で5時間睡眠未満の人たちたくさんいたが、彼らの構造はどうなっているのだろう。2014/08/11
芸術家くーまん843
9
ビジネスパーソンにとって大切な睡眠を杏林大学医学部精神神経科教授の古賀良彦さんが解説。どうすれば脳を活性化させることができるか?どうすればストレスのない生活ができるか?これはビジネスパーソンなら誰もが関心のあるがこれらの疑問・悩みにズバリ答えてくれる。すでに広く知られているレム睡眠、ノンレム睡眠のメカニズムに加えどうすれば理想の睡眠がとれるか実践的なアドバイスも。しっかり寝て作業効率をアップさせるためにもぜひ読んで実践したい一冊。2014/02/14
モモのすけ
7
「7時間睡眠が健康の基本」「パソコン作業やスマホ操作は就寝2時間前までに終えるのが理想」2014/02/23