内容説明
急激に軍備増強を進め、いまや覇権国としての野望を隠そうとしなくなった中国は、尖閣諸島はもとより、沖縄本島までを自国の領土と規定している。その手始めとして、尖閣の奪取に軍事力を発動してきた場合、日本は対応できるのだろうか。日本単独で対処した場合の戦力はどうか。米軍の援助を得られた場合はどうなるか。法整備には問題はないか。彼我の戦力と課題を客観的に比較分析し、現状に加えて、数年後、十数年後にどのように推移していくかを考察。さらに日本を守る究極の科学技術を提案する。
目次
プロローグ 日本は国土を守れるのか
1章 中国軍事力の実態
2章 中国国家戦略の実相
3章 日本の防衛力の実態
4章 先細る日本の防衛力
5章 日本が生き残るための道
著者等紹介
杉山徹宗[スギヤマカツミ]
1942年東京生まれ。慶應義塾大学法学部卒。米国ウィスコンシン州立大学大学院修士課程修了。カリフォルニア州立大学講師を経て、明海大学教授等を歴任。現在、「(財)ディフェンスリサーチセンター」専務理事のほか、自衛隊幹部学校講師。法学博士。総合政策危機管理学会会長。論文、翻訳書も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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モモのすけ
8
中国と日本の軍事力を比較。量はもとより質に関しても凌駕しつつある状況で、日中戦争は日本の国益にはならない。とすれば日本が生き残る道は、侵略されないように国防に力を入れると共に科学技術に注力していくしかない。法整備も必要だ。「『平和と友好』の文字に騙されて、日本の各種技術が簡単に窃取されたあげく、ブーメラン効果となって安全保障分野や産業界を苦しめていることを日本人は気がつかねばならない」2013/06/05
たかひー
1
★★★★ 少々過激に感ずるところもあったが、言っていることはおおむね間違いないと思う。日本は人が良すぎるのかな。もっと安全保障を真剣に考えるべき。ただ、最後のレーザー等はSFっぽく感じてしまったが、本当に実現の可能性があるのだろうか?2018/01/26
かど
0
たしかに最後が「レーザー砲」と「宇宙往還機」とゆーのはいただけませんね。そこまでの80%はどちらにも偏っておらずに好感が持てる記述内容でしたのに…(^^)2014/06/05
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