祥伝社新書<br> 日本人が知らない漢方の力

個数:

祥伝社新書
日本人が知らない漢方の力

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • サイズ 新書判/ページ数 209p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396112646
  • NDC分類 490.9
  • Cコード C0247

内容説明

「漢方」は中国のものではなく、日本独自の伝統医学である。そして、古くさい昔の医学などでは決してなく、新型インフルエンザや抗がん剤の副作用の軽減など、さまざまな局面で活用されている。実際、西洋医学では対応しきれない病や高齢化への対策として著しい効果をあげ、世界中から注目を集めているのだ。しかし、この漢方が存続の危機に瀕している。それは、漢方薬の原料である生薬の枯渇、中国や韓国とのグローバルスタンダード争いなどによるものだ。西洋と東洋を融合させた「総合医学」として、日本医療の未来に不可欠な漢方の「いま」がわかる一冊。

目次

序章 世界が注目する漢方―日本人が知らない実力
第1章 実は“最先端医療”の漢方
第2章 漢方の治療はどのように行なうのか―「証」と漢方薬
第3章 漢方の歴史―日本文化としての漢方
第4章 漢方と西洋医学の融合―日本版総合医学を目指す
第5章 「漢方」存続の危機

著者等紹介

渡辺賢治[ワタナベケンジ]
慶應義塾大学医学部准教授。同大学漢方医学センター・副センター長。医学博士。1959年生まれ。84年、慶應義塾大学医学部卒業。同大内科学教室、東海大学医学部免疫学教室を経てスタンフォード大学遺伝学教室留学。帰国後、北里研究所東洋医学総合研究所を経て現職。学生時代から漢方の勉強を始め、西洋医学と東洋医学を融合させた「総合医」としての医療のあり方を追究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

niisun

16
子供が生まれて小児科に通うようになり、漢方の処方が多いことに驚きました。日本の医師の約9割が漢方薬を日常診療で使っているとあり、私の子供時代との差を感じました。論旨の中心は、生薬資源の争奪、保険適用と薬価の問題、国際標準化での出遅れなどによる日本の漢方の存続危機。実情は良くわかるが、問題を“国民の意識の低さ”に帰結させ、解決の糸口さえも、医療のあり方に対する“国民の選択”と言ってしまうのは、漢方医学界を牽引している自負をお持ちの先生にしては情けない。だってこうなることは50年も前にわかってたのでしょうに。2018/08/27

ようはん

14
漢方医学は中国が原点であるものの、それを日本が独自にアレンジして発展させてきた話。世界的に注目されているとはいえ、中国からの輸入がメインとなる材料も少なくないので資源の枯渇が心配になる。2024/10/11

けん

9
★3.0 結局のところ、コミュニケーションの 不足が不毛な対立を招く2021/08/15

Humbaba

7
漢方は今や滅びようとしている.確かに漢方は薬の一種ではあるが,工業製品のように画一的に作れるものではない.会社の経営が成り立つように,適切な値段で購入できるようにすることが,漢方を今後も使いつづけられる様になるために必要になるだろう.2012/07/02

乱読家 護る会支持!

4
漢方は、ルーツは中国だが、実は日本の伝統医療。日本の実証主義か生んだ医学である。中医学との違いは、「生薬の量が少なく、長期服用しても安全」「薬の配合量が決まっている方薬」「腹診を使う」。そして、いまや、インフルエンザや認知症、ガンなど最先端医療ともむすびついており、日本の医師の9割が漢方薬を使う。その漢方が、保険適用から外されそうになったり、中国の中医学との標準化争い、生薬の枯渇、儲からないので撤退する製薬会社など、危機的な状況になりつつある。という問題提起の本みたいです。2015/07/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4605286
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品