内容説明
『法華経』全28品のエッセンスがこれ一冊でわかる。
目次
1章 法華経 限りなき人間賛歌―私たち現代人の心は、いま何を求めているのか
2章 法華経・譬喩品 我欲からの脱出 「火宅の喩」―煩悩に燃えさかる人間のこころを救うものは何か
3章 法華経・方便品 “純粋な人間性”の発見 「方便品」―無上の教育者・釈尊は、いかに個人の可能性を引き出したか
4章 法華経・信解品 卑屈・虚無からの解放 「長者窮子の喩」―自分の能力を信じ、いかにして自己開発に努めるか
5章 法華経・薬草喩品 執着心を乗り超える知恵 「薬草の喩」―「平等」にも「差別」にも執われない、「清浄心」の境地とは
6章 法華経・化城喩品 絶えまなき向上心のすすめ 「化城の喩」―小成に甘んずることなく、より大きな目標に達するために
7章 法華経・五百弟子受記品 生きる喜びの発見 「衣珠の喩」―自分の中に潜む仏性に、いかに目覚め、これを引き出すか
8章 法華経・安楽行品 憎悪と嫉妬心の克服 「髻珠の喩」―一人の人間の中に、魔心と仏心が同居する不可思議
9章 法華経・如来寿量品 “永遠の命”を目指して 「医子の喩」―この比喩に秘められた五つの教えは、何を語りかけるか
むすびに 「自分とは何か」の探求をこそ
著者等紹介
松原泰道[マツバラタイドウ]
1907年(明治40年)東京生まれ。1931年(昭和6年)早稲田大学文学部卒。岐阜・瑞龍寺専門道場で修行。昭和26年臨済宗妙心寺派教学部長。昭和52年まで龍源寺住職。全国青少年教化協議会理事、「南無の会」会長等を歴任し、各種文化センター講師をつとめるなど、講演・著作に幅広く活躍。現代の「語り部」として、仏の教えを分かりやすく現代の言葉に置き換えて、噛み砕くように説き続けた。平成元年、第23回仏教文化伝道文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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