感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
46
ハウスメーカーは串のない団子。営業の人が熱心でも、契約が済めば担当は替わる。大勢の人間が関わる家づくりでは、話し合って決めたことがちゃんと伝わっていないことも多い。設計をたびたび変えたりすると職人さんに新しい図面が渡っていなかったり。手持ち家具が入るかどうかはその部屋の大きさだけでなく運び込むルートがあるかどうか。基礎の鉄筋が多すぎて生コンがうまく行き渡らなかったり、欠陥やミスのオンパレード。ホームインスペクターの著者が施主に変わって検査する。そんなの頼むものなのか、知らなかった。2017/08/13
AliNorah
3
家を建てるにあたって、いろんな時期の注意事項が書いてある。いろんな失敗の事例は家を建てるのが怖くなる。どうやったら防げるのか。安心して任せるのではなく、注意をする心構えができる本でした。2020/01/17
うたまる
3
「契約時の満足度を100とすると、設計の段階で80、着工段階で60、竣工引き渡し段階でなんと40と、半分以上の人が不満を感じています。さらにアフター対応に関しては満足している顧客がほとんどいないといった状況になっています」……分かるわあ。かつてこの業界に一丁噛みしていたことから、熱心で優秀な技術者と職人がいる一方、どうしようもないクズ人間が数多くいることもよく知っている。住宅は人生で最も高額な買い物だからこそ、失敗した時の憤懣も一入だ。だから自己防衛するためには、悲しいかな性悪説で臨むしかないんだよね。2018/05/10
starlive
2
家を建てようと意気込んでいるときに読むといいかも。2017/01/13
Kenichi Shoda
2
ホームインスペクターが著者なので、ポジショントーク多めかとは思うが、実際にこんな施工されてはかなわないな、と感じる事例多数。 設計図の段階、コンクリ基礎施工時、上棟時、竣工検査と、要所要所で施主、第三者視点で確認、指摘していかないとヒドいことになるとヒヤヒヤする。 陥りやすいミスというのは、共通しているようで、それに沿えば素人でも一定の成果を得られそ。ただ、サラリーマンが会社を休み、現場に何度も通い工事担当者に指摘するというのは、物理的に心理的にしんどそう。 対費用効果は良さそう、初めが肝心だしなぁ2016/07/27