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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒頭巾ちゃん
30
「かたよらない、こだわらない、とらわれない」がテーマです。足りなければ不満が出て、足りれば不服が出るという人間の欲深さも諭してくれます。人間が本当の人間となるための第一誓願を「みんあをしあわせにする」と利他の精神です。稲盛さんも言っていますね。善き友を得れば善き師に巡り合うとか「因果の法」「関わり合いですべてなりたっている」と示唆もくれます。スピリチュアルと少々似ている部分があります。個人的には「ひろさちや」さんの方が好きです。同じ著作を別の観点で見ることも楽しいですよ(^_^)/2013/09/23
テクパパザンビア
23
面白かった。深い深い…。276文字が人生の知恵を語ってた。『かたよらないこころ、こだわらないこころ、とらわれないこころ、ひろく、ひろく、もっとひろく……これが般若心経、空のこころなり」2020/06/19
左端の美人
21
「自分(自我)の中に、もう一人の自分(自己)がいることに目覚めよ。この自己に目覚めるのが、仏教の自覚です。この自覚が持てると、私たちに真の自由が身につきます」何冊か般若心経の本を読んでわかった気になってた自分が恥ずかしいです。知識から知恵に変えるにはひたすら実践ですね、自我に囚われない自由なこころで日々暮らしたいな。2015/10/05
ぽんすけ
12
般若心経、たった276文字なのにその内含する真理は非常に深淵だ。前回松原先生の法華経入門を読んでからの今作であったが、一生懸命わかりやすく解説してくださっていて大変読みやすかった。だけど般若心経というお経は人の心の奥底を見つめ、自己というものを正しい目で見つめようというものでその大いなる智慧にたどりつくことは本当に難しい。この経は知識としてでなく、自分の心ととことん向き合うことを求める。その中で他者との関わりから、自分を取り巻く環境一切を空と断じ、その空をも更に空と断じる。この心境に達することができるのか2024/09/18
おっくー
9
友人の影響を受け、始めた西国三十三箇所の巡礼に関連して、般若心経を学びたいと思い、購入した本。効率化、合理的といった言葉は普段よく、見聞きする。それは人間が目標としないとできないことの裏返しであり、なぜできないかと考えると、人間の感情であると、考えて過ごしていた中にその人間の感情に関することが般若心経に書かれており、衝撃を受けた。短い言葉であり、奥が深い。私も「空」を考えていきたい。2017/03/26