マーラーの姪―アウシュヴィッツの指揮者、アルマ・ロゼの生涯

個数:

マーラーの姪―アウシュヴィッツの指揮者、アルマ・ロゼの生涯

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年08月04日 16時04分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784276216136
  • NDC分類 762.346
  • Cコード C1073

出版社内容情報

マーラーの姪であり、ヴァイオリニストであったアルマ・ロゼ。ウィーン・フィルのコンサートマスターを父に持つ彼女は、「ウィーンナー・ワルツ女性アンサンブル」という女性だけの楽団を結成。だがナチスによってアウシュヴィッツに収監される。しかしそこでも女性だけの音楽隊の指揮者として活躍するが、希望が見え始めた矢先、何者かに毒を盛られたのか、37歳という若さで急死してしまう。

当時の貴重な証言と写真をもとに、時代を駆け抜けたアルマ・ロゼの短い生涯に思いを馳せる。特に女性に読んでいただきたい、極上のノンフィクション。

内容説明

マーラーの姪として生まれ、ウィーン・フィルのコンサートマスターを父に持ち、自らも著名なヴァイオリニストとなった女性は、なぜアウシュヴィッツの女性オーケストラの指揮者となり、37歳で命を落とさなければならなかったのか。もうひとりのアルマ、知っていますか?

目次

第1部 ウィーン(ヴァイオリニスト 一九〇六年‐一九二六年;結婚 一九二七年‐一九三二年;ワルツの指揮者 一九三三年‐一九三七年;ウィーン脱出 一九三八年‐一九三九年;オランダで 一九三九年‐一九四二年)
第2部 アウシュヴィッツ(逃避行と逮捕 一九四二年十二月‐一九四三年七月;アウシュヴィッツ強制収容所 一九四三年七月月―一九四四年三月;「アルマ夫人」と呼ばれて 一九四三年七月‐一九四四年三月;何があったのか 一九四四年四月二日‐四月五日;残照)

著者等紹介

ウィルソン夏子[ウィルソンナツコ]
ノンフィクション作家。旧姓村瀬。1946年生まれ。名古屋出身。東京藝術大学大学院音楽専門課程終了。芸術学修士。ウェスタン大学音楽学部修士。ピアノを三浦洋一、ダミアナ・ブラトゥーシュ、イギリスのピアニストであるピーター・ケイティン氏等に師事。室内楽ピアノ奏者として活動するも、1989年義母の死に出合う。彼女の思い出として、評伝『メアリー・マッカーシー』(未來社)を書く。それをきっかけに、以後「音楽芸術」、「This is読売」などの雑誌、また北米の日系新聞に寄稿し、現在はスカルラッティを弾き、カナダに住む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

94
マーラーの姪(妹の娘)アルマが優秀な音楽家であることに何の違和感もないが、彼女が送られたアウシュヴィッツ収容所にオーケストラがあったことは驚きである。いつガス室に送られるかとの恐怖の中で、オーディションに受かって「団員になれば、命が救われる」という切羽詰まった囚人たちの状況と指揮者・アルマの徹底した厳しさ。収容所内での「音楽のちから」を著者は信じると言うが、こんなふうに音楽が扱われていることに、釈然としない思いがする。アルマの収容所内での無念の死(自死か他殺か病気か)を含め、何とも割り切れない物語である。2024/12/16

どら猫さとっち

7
グスタフ・マーラーでアルマといえば妻であるけど、姪の名前もアルマである。類まれな音楽の才能を持ち、女性アンサンブルを設立し自ら指揮をした。しかし、時代は彼女を無惨な運命を強いられる。ユダヤ人であるために、ナチスによって逮捕、アウシュヴィッツに強制収容されたのだ。それでも音楽はやめなかった。過酷な厳しさを持ち、死と隣り合わせで演奏した。そして悲しい突然の死。音楽とともに生き、自分らしく生きた女、知られざる音楽家の肖像を甦らせ描き出した評伝。2024/12/23

Go Extreme

2
ウィーンー ヴァイオリニスト: 名門の家系 原点は一歳 マーラーのデスマスク アルマの部屋 ヴァイオリンこそ鍵 デビューリサイタル 結婚: パガニーニの再来 靴を履いて寝る男 ワルツの指揮者: ついに有名人 離婚、そして新しい恋人 ウィーン脱出: 三人の失職 母の死 偵察旅行 父とイギリスへ オランダで: キャリアウーマン 恋の破綻 兄への手紙 ある冒険 便宜上の結婚 打撃 アウシュヴィッツー 逃避行と逮捕  アウシュヴィッツ強制収容所 「アルマ夫人」と呼ばれて 何があったのか 残照 マーラーの姪2024/07/29

takao

0
ふむ2025/02/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21949968
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品