内容説明
自国の検索エンジンを持たない日本は、すべてアメリカに依存している。韓国も中国も持っているのに、だ。こんなITの遅れている国は、もはや衰退の道を歩むほかない、と著者は警告を発する。世界もいまや日本を、ジャパン・バッシングからジャパン・パッシング、そしてジャパン・ナッシングと見ている。教育の力も落ち、国の経営は赤字国債の大量増発でしのいでいる状態だ。弁護士の視点で言えば、債務整理を始める必要がある。本書は、いま日本のどこが問題なのかを豊富なデータで洗い出し、現実を冷静に見てみようとする。ぞっとする事実がそこに炙り出されるが、目をそらさないことが必要だ。そして、ではどうすればよいのかを、IT弁護士が提案する。
目次
第1章 頭脳のない国は滅びる
第2章 「過去の亡霊」にしがみつくな
第3章 日本人は、本当にダメになってしまったのか
第4章 ビジョンがなくては、企業も人も育たない
第5章 個人が阻害する「知の進歩」
第6章 日本に再生の道はあるのか
終章 コンプライアンスが生む「日本ブランド」
著者等紹介
牧野二郎[マキノジロウ]
1953年、東京生まれ。中央大学法学部卒業後、83年弁護士登録。中央大学法科大学院、山梨大学などで講師をするかたわら、財団法人インターネット協会評議委員、文書の電磁的保存等に関する検討委員会委員も務める。インターネットを通じて市民は成長し、自立すると考え、それを基にさまざまな建設的活動を行なう。IT弁護士の異名をもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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