出版社内容情報
イギリス労働法をより深く理解するために、イギリス中世の雇用関係立法の時代から、コモン・ロー契約法がほぼ完成した1875年までの雇用関係法、とりわけ労働契約法がしばしば重層・対立または相補するコモン・ローと立法という、イギリス独特の法的環境の中でどのように形成されてきたのかを明らかにする。
内容説明
イギリス労働法における労働契約法の形成を明らかにする。イギリス中世の雇用関係立法の時代からコモン・ロー契約法が完成した1875年、そして現代までの雇用関係法史。
目次
序論
第1章 封建制期の雇用関係立法
第2章 絶対王政期の雇用関係立法
第3章 封建制・絶対王政期の雇用関係立法とコモン・ロー
第4章 近代コモン・ロー契約法の形成
第5章 主従法立法
第6章 近代コモン・ロー雇傭契約法の形成
第7章 1875年以降の変化と現代における相互関係
結論
著者等紹介
小宮文人[コミヤフミト]
1948年生まれ。1972年北海道大学法学部卒業、川崎製鉄(現・JFE)勤務を経て、1981年北海道大学大学院法学研究科博士課程中退、1984年カリフォルニア大学バークレー法科大学院修士、1996年ロンドン大学経政学(LSE)博士課程修了。北海道大学論文博士(法学)、ロンドン大学(LSE)PhD。北海学園大学法学部教授、アメリカ・ペース大学客員教授、ルーブァン・カトリック大学客員教授、ケンブリッジ大学チャーチルカレッジ海外フェロー、専修大学法科大学院教授を経て、現在、専修大学法学研究所客員所員及び日本大学法科大学院非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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