祥伝社新書
「まずい!!」学―組織はこうしてウソをつく

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396110796
  • NDC分類 336
  • Cコード C0234

内容説明

前作『組織行動の「まずい!!」学―どうして失敗が繰り返されるのか』は、大変な評判を呼んだ。ほんのささいなことの見逃しから重大な事故にいたったケース。ベテランこそ起こすミス、危険な成果主義オンリー、集団が招くエラーなど、実例を踏まえた分析と検証が多くのビジネスマンや経営者、現場の人々、医療関係者に衝撃を与えた。あれから1年、性懲りもなくまたおそまつな事件や事故が頻発した。今回は、そのなかでも典型的な実例を取り上げた。パロマ湯沸かし器事故、ふじみ野市プール事故、あるある大事典2、社会保険庁不正処理、みずほ銀行システム障害など、なぜ起きて、どうしたら防げるのかをまた徹底的に追求する。

目次

第1章 リスクから目を背ける人々(責任者は何処に―パロマ湯沸器事故・その一;同族企業が直面する「三代目の危機」―パロマ湯沸器事故・その二;無責任の連鎖―ふじみ野市プール事故;取引関係を左右する交渉力―「あるある2」番組捏造自己・その一;階層意識が生んだ、無関心というカーテン―「あるある2」番組捏造事件・その二)
第2章 虚構の輪舞曲(嘘を生み出す構図・その一―沖縄集団自決事件;嘘を生み出す構図・その二―ES細胞捏造事件;現場から乖離した危機管理―災害医療の実態)
第3章 ジョーカーはそこにある(民間化の誤算―社会保険庁不正処理事件;日本を滅ぼした“禁じ手”―統帥権干犯問題;「帳尻合わせ」は失敗のもと―留学生の不法滞在を引き起こした入国管理政策)
第4章 リスクと共生するために(どうやって社員に理念を伝えるか―本願寺教団を作り上げた蓮如の「武器」;迷走するシステム開発・その一―みずほ銀行のシステム障害;迷走するシステム開発・その二―失敗する担当者の典型例;嫌われ者になる覚悟はありますか―リスク管理と「やかまし屋」の復活)

著者等紹介

樋口晴彦[ヒグチハルヒコ]
1961年、広島県生まれ。東京大学経済学部卒業後、国家公務員上級職に採用。愛知県警察本部警備部長、四国管区警察局首席監察官のほか、外務省情報調査局、内閣官房内閣安全保障室に出向。1994年、フルブライト奨学生としてダートマス大学ビジネススクールでMBAを取得。現在、警察大学校警察政策研究センター主任教授として、危機管理分野を担当。危機管理システム研究学会常務理事、組織学会、警察政策学会、失敗学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ともたか

2
この本を読んでいて思ったことはいつの世でも 「同じようなことをしているなぁ」であった。 国立競技場しかり、五輪のエンブレムしかり。 もう一つ言えば あの安保法制においても 憲法をこじつけで解釈をねじ曲げて何ら法的安定性のない 法案を通そうとしている。本当に「まずい!!」をしようとしている。 衆議院は通ったが参議院はまだだ。許さないぞ、安倍政治。 2015/09/03

みやちゅー

1
方丈記『行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。』2015/02/26

miohaha

1
失敗から学ぶ「まずい学」第2弾。今回は一般の企業だけでなく、行政やテレビ制作の現場などさらに多岐にわたって事例が紹介されています。著者の祖父の手記や寓話なども取り入れて、飽きさせない工夫がすばらしい。2013/04/09

松宇正一

0
★★2009/04/24

ワンモアニードユー

0
具体的な事例を引き出して書いているので、なるほどとさらっと読みました。 通勤向けの1冊です。2012/09/30

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