内容説明
大地震は起きるのか?起きるとすれば、いつ、どこで…?世界有数の“地震大国”に住む日本人で、地震予知情報に無関心でいられる人はいないと思う。われわれの誰もが、「いつ、巨大地震に襲われるか」という潜在的な不安感の中で日々を過ごしていると言ってもいい。阪神大震災のように大きな被害をもたらす「内陸・直下型地震」の直前予知を可能にする方法論とは何か?それが、本書でご紹介する“地震前兆電磁気現象”の観測による方法なのである。
目次
序章 「地震予知」を放棄した「地震学者」たち
1章 地震の直前予知、これだけある世界の成功例―ギリシャの「VAN法」・中国での「宏観前兆学」
2章 人間と電磁波の深い関係―超入門・電波理工学&地球物理学
3章 地震の前兆は、宇宙で読める―直前予知の切り札となる、電磁気的異常の観測法
4章 「地震学」と「予知研究」の対立史―先駆者・今村明恒博士と寺田寅彦
5章 地震学者から「地震予知」を解放せよ―なぜ、地震大国である日本が、「予知」の後進国なのか?