目次
1章 鉄腕アトムがマルクスに勝った―ソ連・東欧圏をメルト・ダウンさせた震源地は日本だった(マルキシズム崩壊とロボットの関係;共産圏大激動の真因;半導体で勝つ国が世界を制す)
2章 世界を動かす“イメージ”の威力―なぜ、欧米と日本とでは、これほどロボット観が違うのか(ロボット王国・日本の基本イメージ;「刷込み現象」の社会的・経済的影響力;今、現実となった『西洋の没落』)
3章 日は、まだ昇る―日本の発展を今後も保証するロボットの威力(日本の繁栄にみるパラドックス;難問はロボットが解決する)
4章 「商の精神」が世界を自由にする―フランス革命後200年にして明確となった「自由」と「平等」の関係(「自由」と「平等」は、どちらが重要か;近代化が「できる国」「できない国」)
5章 逆説の日本史―日本の繁栄を支える“力”の秘密(「逆説」の歴史的効用;生成りの思想・玉の思想の世界的価値)