出版社内容情報
『歌の絵本 日本の唱歌より』の姉妹編。 「ローレライ」「埴生の宿」など世界各地の唱歌29曲に、美しい絵をそえて贈ります。『歌の絵本 日本の唱歌』とあわせてお楽しみください。 幼児から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ルピナスさん
14
安野光雅氏を偲び、家の本棚で探しましたが、手元にあったのはこの一冊のみ。私自身が『ふしぎなえ』『あいうえおの本』などで育ちましたが、今は母が手元に置いており、私は絵本を手に取らずとも記憶の中に沢山の安野氏の世界を持ち続けているのだと改めて気付きました。子供達には文庫で借りて読んであげていたのかしら。絵の美しい本書を愛でながら、子供達に沢山歌ってあげていた日々を懐かしく思い出します。絵が好きな娘は安野光雅氏や藤城清治氏の描く優しく細かな描写に惹かれるようですが、絵本の時間が確実に心を育んでいたと感じます。2021/01/19
のんたろう
2
歌の絵本第2弾で、こちらは世界の唱歌版。というわけで、歌詞は横書きで左開きになっている。日本の唱歌に比べ、知っている歌が少なかったが、おなじみ「ちょうちょう」はスペインの歌だったのかという発見も楽しい。安野光雅の描く外国の景色を見ながら、それぞれの国の歌詞を読んで彼方の国に想いをはせてみるのもまたいい。2023/05/27