内容説明
私は、戦争という極限状態の中で、自分を含めた人間というものが、いったい何を感じ、どんな行動をするのかを凝視してきた。命賭けという状況は、人間からあらゆるベールを剥ぎ取ってしまう。平隠な社会では、けっして見られない人間の本質が瞬間的に浮き彫りにされてくる。戦場が、戦闘体験が、人間の本質を変えてしまうようなことも多い。弱虫が勇敢な兵士に育っていく。一方で功成り名を遂げた将軍が見苦しい行動をする。なぜ、そういうことが起こるのか、私は何度も何度も自問し、戦友たちと話し合ってきた。その、私なりの結論が本書である。
目次
1章 なぜ、私は戦場を求めつづけたのか―カタンガ傭兵隊、外人部隊、そしてグリンベレー
2章 カタンガ傭兵隊―友情厚き男たち
3章 外人部隊―栄光と悲劇の野人たち
4章 戦場で生き残る男・死ぬ男―慎重と臆病、勇気と無謀、何が生死をわけるのか
5章 グリンベレーの戦闘テクニック―私は、ラオス・ヴェトナムで、こうして敵を斃した
6章 戦場における将校の役割―誇り、勇気、判断力、意地、男の中の男に要求されるもの
エピローグ 男らしさを棄てた日本人の将来―平和は続かない!そのとき、あなたはどうするか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
VC
2
作者の傭兵体験談。特に読みごたえのある内容ではない。2015/10/12
zunbe
1
【プログラマ ずんべ の日記 Ⅱ】 http://blog2.zunbe.com/?p=137122020/06/04
Lisa Tada
0
現代の戦争からすれば、『古典』といえる戦争論ではないだろうか。サバゲ―好きなら おススメです。現代日本の問題を論じている箇所は 興味深く読みました。全体として 軽い。文章力は あると思う。他の方の書評にもあるように、『読み応えは、ない。』です。2020/02/11
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