内容説明
体を健全にし、心を浄化する第一要件は、呼吸の調整にあります。21世紀は、心の時代だと言われていますが、心と体を密着させ、統一させるものは、丹田の呼吸です。その意味において、21世紀は呼吸の時代である、と言ってよいと思います。本書は、村木先生が今日まで執筆された幾多の呼吸法を、わかりやすく行ないやすいように、集約したものです。
目次
1章 丹田呼吸法とは何か
2章 胆力を鍛える呼吸の極意
3章 平常心を培う摂養法
4章 集中力を磨く錬息法
5章 閃きを創る呼吸修養法
6章 丹田呼吸の錬成法
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
哲学(てつまなぶ)
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「(略)ものの五分ほど丹田呼吸をやってみると、心が安定し、明るさを増すのが実感できます。(略)もう一歩推し進めると、どうなるでしょうか。それは、実は釈尊の悟り、仏教や禅の理想に、さらに武士道の気概にも自ずと接近していくことなのです。(略)東洋の瞑想法の中には、すべての呼吸法が含まれています。それをずっと遡っていくと、ある本にたどりつきます。『大安般守意経』というものです。(略)一口に言うと、『出る息は長く、心を込めよ。吸う息は短く、この呼吸をたよりに、法(真理)に気づけ』と記されているのです。」本文より2013/10/13
エル・エル・ゼブリ
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本書の中に釈迦が開発したという根拠が見当たらなかったことは残念だけれど、丹田呼吸の効果と実利を十分に知ることができる。息を吸うことより吐くことの大切さを知りました。2013/04/07




