内容説明
建築の原始にさかのぼり、「建築とは何か」を考える建築史講義録。3D図版300点!空間をいかに覆い、生き延びさせるのか。建築デザインは、技術の様相と密接にからみあっている。創造の手がかりを見出しながら、各時代の技術と意匠の歴史をやさしく解読。
目次
序章
1 石材、レンガを積む―壁構造の世界(壁に開口を設ける;ブロックを重ねて空間を覆う;アーチを架けて空間を覆う)
2 木材を架ける―住・梁構造の世界(柱を立てる、屋根を載せる;瓦を葺く、屋根を支える)
終章
著者等紹介
溝口明則[ミゾグチアキノリ]
1951年生まれ。武蔵工業大学工学部建築学科卒業。早稲田大学大学院理工学研究科博士後期課程中退。工学博士。東京家政学院大学助教授、名城大学教授、早稲田大学客員教授などを歴任。日本国政府アンコール遺跡救済チーム(JSA)副団長。専門:日本建築史、アジア建築史、建築技術史。主な著書『法隆寺建築の設計技術』(鹿島出版会、2014年度日本建築学会賞“論文”受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。