内容説明
スウェーデン、フィンランド、デンマークで過ごした著者たちが見た、一人ひとりの生活の質を大切にする暮らし。日々の営み・子育て・学び・働き方・余暇の過ごし方…個人の自立と多様性を尊重した34の「ふつう」暮らし。
目次
第1章 住まいのしくみと環境デザイン(自立した暮らしを支える高齢者の住宅―Fin;地域居住を支えるサービスハウスとサービスセンター―Fin;安心感と生き甲斐を得ることのできるエルダーボーリ―Den ほか)
第2章 学びや仕事のしくみと環境デザイン(子どもの「日々の家」として計画された保育環境―Fin;園児の躍動を生み出す自然と一体の保育環境―Fin;子どもの好奇心と創造性を育むデザイン保育園―Den ほか)
第3章 自分を取り戻すための環境デザイン(「自立」して生きるために―Fin;ミュージアムの中に住む。ふつうの暮らしと住宅を保全し、気づきと学びから自らまちづくりをするためのエコミュージアム―Swe;静謐の読書空間から「街のリビング」へ変革する図書館―Fin ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カエル子
2
うちは子どもがいないので、学校に行くチャンスがないし、親はとうぜん日本にいるので高齢者福祉施設を見るチャンスもないし、健康体なので病院へ行くチャンスもないので、せっかく福祉大国に暮らしていても充実した福祉政策を体感することができないのであーる。ということで、研究者の方々が入り込んで見たり、聞いたりしてきたことをこういう形で世に出してくれるのはありがたいです。「北欧」と一括りにすることの危うさはあるけれど、それは自覚されているようなので、読者も歪んだ捉え方しないように気をつけたいですね。2019/05/07
takao
1
ふむ2023/07/06
nranjen
1
図書館本。特に興味をひいたのは学校、ケアハウスなど、デザインが、その建物を使う人々の生活や関係に大きく作用するようなもののデザインの秀逸さだ。なるほどと思いながら見ていた。2022/01/09
八
1
システムや建築の形だけ真似したって同じように上手くはいかない。大事なのは結局そこに暮らす個人の意識か。2018/09/24
さらさら
0
福祉と自立の意味を考えるきっかけになった。2019/10/05
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