内容説明
ストックホルム市立図書館、パンテオン、ウィーン郵便貯金局、キンベル美術館、ヒラルディ邸、ファンズワース邸、海の博物館、まつもと市民芸術館―設計者必携!少ない光で、明るさと美しさを生み出す。その原理と手法をやさしく指南。
目次
1 明るさを知覚させる(舞い落ちる光 MITチャペル;閉じ込められた光 セイナヨキの教会 ほか)
2 光や色の効果を増幅させる(光り輝くヴォールト天井 キンベル美術館;襲いかかってくる色 ヒラルディ邸 ほか)
3 エッジを操作する(七変化する壁 まつもと市民芸術館;雲のような光 バウスヴェア教会 ほか)
4 レイヤを重ね合わせる(しみ出る図像 駿府教会;重ね合わされた環境情報 金沢21世紀美術館 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どぅまち
1
表現としての光と、工学としての光、その二つをもって建築空間が成り立っているのを実例を交えて紹介。両者の効果的なバランスが建築空間をより豊かなものにするのがよくわかる。2015/12/31
Sakurai Daisuke
0
建築の光について分かりやすく、科学的に述べてきた本は今まであまりなかったので重宝します。 また、色感覚、明暗比の話が実際にどう使われているのかを環境分野とデザイン分野の両方の視点から分析して書かれているので面白く、実践的だと思いました。 また読見返してみたいと思いました。2016/04/23
ydom6
0
設計するときにもっと意識したいな。2018/10/08