内容説明
都市設計家が選ぶ自分の眼で見て、歩いて、感じる42の都市デザイン!生きていく喜びに満ちた本物の都市空間はどのように形づくられてきたのか。またそのデザイン方法とは。
目次
第1章 思想―都市の活力とは何か
第2章 解読―西欧のにぎわい空間(持続するにぎわい空間;にぎわい空間のモダニズム)
第3章 検証―日本のにぎわい空間(金山町の街並み―山形県最上郡金山町;小布施―長野県上高井郡小布施町 ほか)
第4章 展開―にぎわい空間のケーススタディ(門司港駅前広場―福岡県北九州市門司区;日向市駅前広場「ひむかの杜」―宮崎県日向市 ほか)
著者等紹介
小野寺康[オノデラヤスシ]
1962年北海道生まれ。東京工業大学工学部社会工学科卒業、同大学大学院社会工学専攻修士課程修了。アプル総合計画事務所を経て、1993年小野寺康都市設計事務所設立。1級建築士、技術士/建設部門。門司港レトロ地区環境整備(土木学会デザイン賞最優秀賞)。日向市駅駅前広場設計(建設業協会賞/BCS賞、都市景観大賞/都市空間部門大賞)。道後温泉本館周辺地区(都市景観大賞/都市空間部門優秀賞)。津和野 本町・祇園丁通り(土木学会デザイン賞最優秀賞)。油津堀川運河整備事業(グッドデザイン特別賞/日本商工会議所会頭賞、土木学会デザイン賞最優秀賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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すみ坊
2
日本と西洋で異なる広場、にぎわいの形の違いがとてもよく分かる一冊で、思わず散歩に出かけたくなる。日本的なにぎわいの特徴の1つとして挙げられている、奥性のある構成は納得。2018/01/03
八
2
ファサードの揃ったヨーロッパの広場はやっぱり格好良い。大建築やモニュメントのみじゃなく、動線とか周りの環境をきちんと整えてこその観光スポット。点より線、線より面。2015/04/17
hobby no book
2
都市設計の勉強というよりは単純に読み物として、世界や日本のいろいろな広場のつくりや意図について、楽しんで読むことができた。2014/10/22
yomite
1
なんとなく座れる主張しないベンチのようなベンチでないような何か…とか。公共とか広場とか、実のところ日本人はまだ慣れていないところがあるような。 また読みたい。2020/06/29
Sakurai Daisuke
1
広場の歴史本はあっても、教科書的な本はなかなか手に入らなかつたのでこの本は重宝する。 ヨーロッパの広場から日本の広場にまで話が及んでいて、日本において広場はどうあるべきが明確に書いてあって分かりやすかった。、さらに著者が設計で関わった広場の設計プロセスも書いてあったので自身の広場設計には役立ちそうだ。2018/02/19